ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 275号

いつもありがとうございます。昨日、今日は割と良心的な暑さ(?)でだいぶ働きやすかったです。

先週のお便り、アップします。
そういえば、内容と関連していま思い出したけど、東日本大震災のときボランティアに行った友人の話で、津波で農薬とかそういうものも大量に流されて、水たまりがすごい危険だったり、そういうのが乾いたものが舞い上がったりして、放射性物質以外に「ただちに健康に影響がある」ようなものがたくさんある環境だったとか。あと、がれきとかゴミとか、それがすべて木とか石とか自然物だったら、片付けはものすごく簡単なんだろうなと思います。仮に放射性物質は考えないとしたって、災害時、技術の進歩によって防げるようになったものよりも、より大きな被害を生む原因になるようなものの方が、増えているのではないかと思います。

ひとつぶ便り 275号(2017年7月14日便)

 いつもありがとうございます。毎日暑いですね。こちらも昼間は動きたくないくらいの暑さです。僕らの住んでいるのは標高1000メートル近いところで、夜はかなり涼しくなりますが、昼間の気温は東京などと同じくらい上がります。普段は湿度がかなり低く、カラっとした暑さの日が多いのですが、今は雨も多い時期なので湿度も高くてなかなか重たい暑さです。先週の木曜の出荷作業が終わったあとに、ゲリラ豪雨というのか、ものすごい雨が何時間も降り、土曜にも降りましたが、その後はよく晴れています。今日(12日)は雨の予報もありましたが、僕らの方では降りませんでした。5分くらい下ったところでは強い雨が降ったそうです。先週木曜日は、土砂降りの佐久穂町を出発して野菜を届けに佐久方面まで出かけたら、そちらでは全く降っていなくて驚きました。こっちで降っていてあっちで降っていない、あっちで降っていてこっちは降っていない、みたいなことがよくあります。天気は市とか町とか村とか、県とか国で区切られているわけではないのがよくわかります。
 福岡や大分は記録的な大雨で、大変な被害が出ているようですね。現地の方々の多大な苦しみは、想像もつきません。江戸時代に、この佐久地域では台風が原因と言われる、「戌の満水」と呼ばれる大水害があり、多くの方が亡くなったそうです。今でもその被害のあった8月1日(当時は陰暦ですが)に、佐久地域では墓参りをする習慣があります。同じ千曲川流域で、被害のあった上田などではこういう習慣はないそうで、この地域だけで残っているみたいです。僕らの住んでいる旧八千穂村の、集落の一つは全戸が流されたと聞きました。千曲川(県外に出ると信濃川)流域で起こった大災害ですが、この流域全体で2800人以上が命を落としたそうです。これを書いていても、どこか他人事のように思ってしまいますが、べつに今だって、18世紀のその時と同じような大雨が降れば、同じように被害が出るのでしょう。広葉樹の森に比べ、保水力の劣る針葉樹の人工林が増えていて、さらに洪水の緩衝機能を持つと言われる水田の多くが放棄されている現在は、むしろ洪水に関して耐えうる力がかなり落ちているかもしれません。2011年の地震と津波を見ていれば、九州での今回の雨を見ていれば、自然の前で僕らができることは、きっと100年前とも、200年前とも、1000年前ともそう変わりはしないのだと思います。結局、津波に対して有効なことは「とにかく高台に逃げる」とかそういうことであって、何百年も前と何も変わってはいません。どれだけの安全対策をしたって、想像を絶する大災害は、しょっちゅう起こります。そんな中に、原発なんてものがあるということは、本当に恐ろしいことです。
 僕らが当たり前と思っている日常は、大雨が降るだけで流されてしまいます。昔も今も、変わりません。自然災害だけでなく、色々な危険が生活や仕事の中にはあって、明日も、この次の瞬間も命があるということは、誰にも、何にも保障されてはいません。災害などへの対策は、それはそれで全力でやったらいいと思いますが、今を大切に生きることを、自分はどれだけできているのだろうかということを思います。僕らはいつだって「今」しか生きていないのに、いつだってそれを忘れています。この、今を、もっと大切に生きたい。この今を。と、思った次の瞬間に、僕は「今」から離れていたりするわけですが、何度でも何度でも、思い出していきたいなと思います。必要なものは、全て今この場所にあります。健

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ひとつぶ便り 274号

いつもありがとうございます。毎日暑いですね。
今週の出荷が今日でしたが、先週のお便りをまだアップしていなかったので、アップします。

小松菜とか、春の葉物類やレタス類が終わってきて、ズッキーニやピーマン、なす、ミニトマトなどが採れ始め、野菜セットの内容は毎回どんどん様変わりしていっています。今日の出荷では人参も入りました。来週は新じゃがを掘ってみようかな。インゲンもそろそろ採れそうだし、夏野菜の季節です。ご注文、お問合せなどは随時お待ちしています。

では先週のお便りです。

ひとつぶ便り 274号(2017年7月7日便)
 いつもありがとうございます。雨がよく降って、畑はだいぶ潤っています。少し前までは畑は干ばつ気味で、そのせいでナスとか小豆とか、あまり調子がよくなかったのですが、この雨でかなり元気になりました。まさに恵みの雨。今年はもともと割と調子の良い野菜が多く、「ちょっと小さいかな」と思っていたものも、この雨でだいぶ大きくなりました。調子が良く、現在、野菜が結構余り気味であります。もし、近くにこういう野菜を欲しがっていたり、食べてほしい方などいたら、どんどんご紹介して頂けると助かります。皆さんに野菜を食べていただくことでも、僕らは生かされています。ありがとうございます。
 
 昨年2月に産まれたはるちゃんは現在1歳5か月。まぁとにかくなんともかわいいです。僕が畑から家に戻ると、ほぼ毎回、「おかえり」らしき言葉を発しながら玄関までやってきて、出迎えてくれます。信頼関係は僕との間にもしっかりできているのが日々感じられて、嬉しいです。これは特に意識したわけではないですが、葉菜ちゃんのときからうちはお父さん、お母さん、パパ、ママ、などの呼び方はしないで、夫婦がそう呼び合っているから子どもたちも「こみけん」と「ゆっこちゃん」のあだ名呼び。ただ、花野ちゃん(次女・5歳)がゆっこさんに甘えたいときだけ「ママ」という呼び方をします。それを見ていたはるちゃんは、「甘えたいときはママと言うのね」と思ったのか、僕にも何か要求するときに「ママ」と言ってきます。ちょっとおもしろいです。
風邪でだいぶ落ちていた食欲はもはや完全に復活し、食いしん坊でおなかポンポンのはるちゃんです。「おいしい」という言葉はだいぶ前からよく使っていますが、最近は「んまい(うまい)」とも言います。ちゃんと、その意味で使っているようです。ズッキーニが採れ始め、その味が気に入ったはるちゃんは、料理する前のズッキーニを見ても「んまい」と言います。今日は梅干しを要求するときに「んまい」と言っていました。はるちゃんは僕らが食事の時そう言っているのを真似しているのだと思いますが、実際に僕らは毎日美味しいなと思って食べています。ゆっこさんが料理大好きとか、調味料もいいものだから、というのもあるでしょうが、素材そのものの美味しさが、何よりもまずあると思います。僕らは自分たちの田畑でとれたものを食べるのが当たり前のことですが、それでも毎日美味しいなと思います。
つい100年くらい前だったら化学肥料も農薬も機械もなく、おまけにその前の100年だってそういうものを使っていない環境だったわけで、さらに水も空気も今より遥かにきれいだし、同じ食材で比べたとき、今のものより遥かに美味しかったのではないかと思います。僕らが美味しいものを育てる栽培方法なのではなくむしろ、現代の一般的な農業が美味しくないものを育てる栽培方法と言えるのかもしれません。と、まぁ味の話はあくまで主観だから、美味しい美味しくないなんて、ただ僕の思い込みという可能性だって充分あるわけなので、機会があったら是非、うちの野菜と他の野菜を比べてみてください。
今、自分たちの田畑で採れるものたちがとても美味しいと思っていますが、もっと美味しいものが採れる畑を知っています。それは、30年以上、土に優しい農業をしてきた畑。歩くだけで、触れるだけで気持ちのいい畑。農もまた、果てしなく奥が深く楽しい世界です。毎日楽しませてもらっています。 健

ひとつぶ便り 273号

いつもありがとうございます。今日はたくさん雨が降ってました。夕方には晴れてきて、彩雲が出ていて、きれいでした。
今日は友人2人が子供を連れて遊びにきてくれて、うちと合わせて7人の子供たちが集ってました。うちのおいしいお米と野菜を食べて、畑の脇にある桑の木の、桑の実を採って食べて、野菜の収穫をしたりして、うちの子らも、来た子たちも、とても楽しそうでよかったです。僕も楽しかったです。
大人も合わせれば総勢11人。大人も子供も、本当にそれぞれ個性的で、全然違っていて、おもしろいなと思います。それぞれから、いろいろと、教わることも多い。本当に楽しい時間が過ごせました。

では今週のひとつぶ便りです。

ひとつぶ便り 273号(2017年6月30日便)

 いつもありがとうございます。ここ一週間は割と梅雨らしく、雨や曇りの日が多いです。ここまで雨がだいぶ少なかったので畑が潤って嬉しいですが、嬉しいのは畑の中や土手の草も同じで、こういう天気だと一斉にぐんぐん伸びてきます。雨が少なければ草の伸びがそこまでではないけど野菜に虫はつきやすく、雨が多ければ虫は少ないけど草がとてつもないスピードで伸びてきます。雨が程よく降ってくれるのがいいけどなかなかそうもいきません。天候に合わせて、農作業も決まっていきます。今は、とにかく草を刈ったりとったりの作業が多いです。
 畑の野菜たちは調子がいいものもいまいちなものも色々ありますが、スナップエンドウがうち史上最高の元気さだったり、ニンニクがこれもうち史上最高の大きさに育ってくれたりしてくれています。土に任せ、土に頼っている部分が大きい僕らの田畑は、時間はある程度かかるかもしれないけど土はどんどん良くなるだろうし、それに伴って野菜の姿も形も味も、どんどん良くなっていくはずです。
 
 次女・花野ちゃんが30日で5歳です。ちょっと、産まれたときのことを思い出しています。その時も出荷の次の日の金曜日だったので、今年はその年と同じカレンダーってことですね。ゆっこさんは、三女・はるちゃんの時は生まれるまでずっとつわりがひどかったのですが、花野ちゃんの時はそうでもなく、その日もふつうに2人で出荷作業をして、その夜に陣痛が来て、次の日の朝、3時14分に助産所とうみにて、生まれました。ちなみにこの3時14分が長女・葉菜ちゃんと12時間違いの全く同じ時刻で、なかなかびっくりしました。僕と葉菜ちゃん立ち合い(和室だからほとんど立っていませんが)のもと、たぶんとても順調なお産でした。葉菜ちゃんの時はかなり時間がかかったので、「まだまだこれからだな」と思っていた矢先に生まれた感じ。まだ3歳だった葉菜ちゃんは、部屋を走り回り、踊り回り、ゆっこさんの為に用意されている水を飲みまくり、やたらとハイテンションでした。そして産まれる瞬間は、いちばんいい場所で見ていました。花野ちゃんは生まれたとき、3700グラムぴったりでしたが、なかなか大きい赤ちゃんですね。うちは3姉妹ともに、3500前後で割と大き目に生まれています。
 それから5年経って、花野ちゃんは今日も元気に生きてくれています。元気であることを普段、当たり前のように思っているけど実際は当たり前なことではなく、すごくありがたいことなのだと思います。まず元気な体で産まれてきてくれた上に、食べ物があり、水があり、着る服があり、住む家がある環境で、医療も発達していて、空から爆弾も降ってきません。世界には、そのどれも望めないところがたくさんあります。今を、もっと深く、広く、大切にしていかなければと思います。
 3姉妹と僕ら夫婦、5人ともそれぞれ性格が違いますが、花野ちゃんは物事そのものを楽しむこととか、何か一つのことを続ける根気強さや集中力がすごい気がします。あと、とても優しい人だなと思います。それは何よりも、素晴らしいことだと思います。それよりも何よりも、生まれてきてくれてありがとう。おめでとう。心から思います。それはきっと本当は、自分の家族に限らずどんな人にも毎日でも言っていいこと。言われていいこと。この世界に、大切ではない命など一つもありません、ありがとう。   健

ひとつぶ便り 272号

いつもありがとうございます。
2週間近く風邪をひいていたはるちゃんもすっかり元気になりました。元気になってから結構経つけど、具合悪い期間がかなり長かったので、元気なはるちゃんを見ているといまだに、健康のありがたさを強く感じる時があります。

では先週のひとつぶ便りです。ポレポレツアーに関しては、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、全部表現しきれるものでもないので、まぁ今回はこんな感じで。
だいぶ気合の入ってる感じのする去年の記事も、よかったらご覧くださいな。


ひとつぶ便り 272号(2017年6月23日便)


 いつもありがとうございます。我が家で流行っていた風邪も、だいぶ落ち着いてきました。熱が上がったり下がったりが10日くらい続き、風邪ではないのではと思って心配した、はるちゃん(1歳4か月)も、だいぶ元気になってきました。この間、普段行かない病院へも連れて行きましたが、小児科の先生が診ても症状は風邪で、肺炎の徴候などはないようです。今日(21日)は熱も上がらなかったみたいで、だいぶいい感じです。健康というか、命があるということのありがたさを感じます。大人にせよ子どもにせよ、栄養状態とか衛生状態が悪ければ、ちょっとした風邪で命を落とすこともあるのでしょう。そんな場所は世界のいたるところにあるのだと思います。世界から食もエネルギーも奪っていく日本のせいで、という場合もきっとすごく多い。今回は長女・葉菜ちゃん(小2)だけが無敵状態でずっと元気。「毎日ドッジボールをしているからかなぁ」とか言って余裕です。5人家族、誰か一人ダウンすれば全員にそれが色々な形で波及して、影響が出て、何かと大変になりますが、こうやって一人でも元気な人がいると、それはまたすごく助かるなぁと思いました。ちなみに葉菜ちゃんは学校のことを毎日たくさん話してくれます。休み時間の多くを、男子に混じってドッジボールとかサッカーとか、やっているみたいです。もともと「小学生男子」っぽいノリがあるので、そういう感じなのかなと思います。授業とか、もっと自由にやりたいことはもちろんたくさんありそうですが、最近はなかなか楽しそうに学校に通っています。
 
 昨日は花野ちゃん(幼稚園年中)と一緒に上田の長野大学まで、「ポレポレツアー」というのに行ってきました。「ケニアでスラム街の孤児や貧困者の救済活動を行っている早川千晶さんと、ケニアで伝統音楽修行を行った太鼓奏者の大西匡哉さんのチャリティートーク&ライブ」がそのざっくりした説明ですが、毎年全国をまわっていて、長野も何か所かでやります。ここ3年くらい、毎年いちばん近くでやっているときに、行っています。僕にとっては魂を底の方から揺さぶられるイベントです。去年は家族全員で行きましたが、今年は葉菜ちゃんは学校へ行きたいと学校へ行き、はるちゃんが風邪なのでゆっこさんも行けず、僕と花野ちゃんで行ってきました。
 早川さんはナイロビにあるアフリカ最大のスラム、キベラスラムでマゴソ・スクールという学校をケニア人の友人と設立し、運営しています。学校には現在子どもが600人。今回は、マゴソ・スクールのダン校長先生(39歳)も来日していて、歌って踊って、話してくれました。早川さんやダン校長先生から語られるのは、想像を絶する厳しい暮らしの中、明日を諦めずに今日を必死に生き抜く人たちの、命の輝きの話。人が持っている、最も大切なものの話。今回も、行って本当によかったと、心から思います。
 大切なものはこれだと、やるべきことはこれだと、何かの体験や経験から一度思ったからといって、その思いをずっと持ち続け、何かをやり続けるのはとても大変な気がします。何度でも何度でも、思い出す必要があります。このイベントは、僕が思い出すことを確実にさせてもらえる場です。ありがとう。自分や誰かが幸せであってほしい。苦しみが少なくなってほしい。そのために、何かをして、生きたい。そういう、自分の中にある最も熱くて美しいものを大切に育てていきたいと、改めて、心から思いました。健

ひとつぶ便り 271号

いつもありがとうございます。先々週、先週のお便りを続けてアップしています。これは先週のやつ。
花野ちゃんの通う幼稚園でも風邪が流行っているようで、うちでは、はるちゃんが発熱中ですが、葉菜ちゃんは今回はとにかく無敵。花野ちゃんはすっかり元気になり、ゆっこ氏はよくなってきたかな。僕はまぁ多少咳が出るときがありますが、概ね元気です。

今日は花野ちゃんと2人、ポレポレツアーというのに行ってきましたが、今年も本当によかったです。生きるってどういうことか、愛ってどういうものか、そういうのをまざまざと見せつけてくれるライブ&トークイベントです。
エネルギーの為に人が殺し合い、奪い合っています。資源開発のために、誰のものでもない土地を僕ら先進国の人間が奪ったり、奪い合ったり、破壊したりしています。アフリカ大陸は、その犠牲の最前線なのだと思います。食べ物がない、住むところがない、その中でも命を輝かせて生きる人々の姿、それは本当に美しいものだけど、なんでそんなにその人たちが苦しんでいるのか、その原因の多くの部分を日本人もまた担っています。
お便りの中で書いた小出さんの話とも、深くつながっています。「原発がダメなら自然エネルギーで」なんて話ではありません。エネルギーを大量消費する社会は、大量の犠牲者を生みます。そういう社会のあり方を、根本から変えなくてはいけない、という話です。
という話を、夜、電気を使いながら書いていることについても、同じことが言えるのですが。

では先週のひとつぶ便りです。


ひとつぶ便り 271号(2017年6月16日便)
 いつもありがとうございます。今日(14日)はだいぶ暑くなりましたが、ここ一週間もだいぶ涼しい日が多かったです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。我が家は、はるちゃん(1歳4か月)が発熱中、花野ちゃん(年中)は熱はすぐ下がったもののお腹の調子がいまいち、僕とゆっこさんは喉の調子がいまいち、といった状況です。葉菜ちゃん(小2)は問題なさそうで、元気です。
 長野県も梅雨に入ったそうですが、まとまった雨がなかなか降らないので、畑は乾き気味です。今夜は予報にない雨が降ってきていて、ありがたいです。春から育ててきた苗たち色々、だいぶ畑に植わってきて、現在は毎日主に、畑や土手に生えてくる草たちに対応しています。今日は、今年初めてやっている、ひまわりの畑の草取りを1日していました。そのひまわり畑は、近くに住む親しい友人と一緒にやっていて、ちゃんとできたら油をとる予定です。草の種類も生え方もそれぞれの畑で全然違って、草の種類や大きさによって、使う農具も変わります。鍬、レーキ、ホー、三角ホー、けずっ太郎などなど、木などの柄に、金属の何かがついた農具たちを使うのが、とても好きです。僕らはビニールマルチを使わないので、特にそういうものの出番が多い農業だと思います。草の小さいうち、もしくは見えないうちに、タイミングよく除草の作業に入れれば、ある程度広い畑であっても、棒一本でかなりの草が抑えられます。根は土を耕し、生えていれば保湿にもなるなど、草が生えることのメリットもたくさんあるし、敵だとか憎いと思ったことはありませんが、作物の根の張る範囲や葉の茂る範囲に生えていては問題だし、どんどん猛スピードで生えてくるので、全力で向き合う必要があります。草と向き合う作業が僕はもしかしたら農作業の中でいちばん好きで、あらゆる作業の中でどれかだけやっていていいというのなら、除草を選ぶだろうなと思います。もっと、技と理解を深めたいなと日々思います。

 ところで、先月末に佐久市にて、元京都大学原子炉実験所の助教、小出裕章さんの講演会があったので、家族5人で出かけてきました。小出さんは、原子力に夢を見てその世界に入ったものの、すぐにそのデタラメさと危険性に気付いて、福島第一原発の事故の起こる何十年も前から、専門家の立場から反対の声を上げ続けてきた方です。今は長野県の松本市に住んでいます。また現在は、「若い世代に来てほしい」という小出さんの意向があり、実行委員の中心に若い人がいることが、講演会をやる条件のようです。それもあって託児の体制やワークショップも充実していて、子どもたちは3人ともそちらで楽しんでいました。いつも、TPPとか戦争や原発関連のこういう集まりに行くと同世代にほとんど会わないし会っても必ず知り合い、みたいな感じなのですが、今回は子供連れの若いお母さんも多く、知り合いばかりではありませんでした。そんな人たちがこの地域で500人以上集まることは、すごいことだと思います。
 講演の内容自体は、既に本などで読んだことや、数年前にやった講演会の内容とほぼ同様だったのでほとんど知っていることでしたが、その、「同じことを言い続ける」ことの、絶大な力を感じました。もっとこの生活の中でやれることがある。やめられることがある。そういう気持ちが、心の底から湧いてきました。誠実であること。それは何よりもかっこいいし美しい。小出さんを見ると、思います。  健

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