ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶろぐ 151号

お越しいただきありがとうございます。台風が過ぎて、なかなかの寒さがやってきています。明日は霜が降りるかも。台風が立て続けに来て、この地域にしては珍しくすかっと晴れない天気が続いていましたが、明日からはよく晴れそう。そして寒そう!冬っぽい空気。いよいよ。

では今週のひとつぶ便りでござる。


ひとつぶ便り 151号(2013年10月25日便)

 いつもありがとうございます。先週あたりからいよいよ霜が降りそう、という感じなのですが、ここ数日は朝晩そこまで冷え込まず、まだ霜は降りてはいません。初霜はいつでしょうか。空はなかなかすかっと晴れず、洗濯物の乾きにくい天気が続いています。ストーブを焚けばかなり乾きますが、そこまで寒くもないのであまり焚かず、という状況。

酒蔵の仕事が始まりました!
 僕は今年からの、酒蔵での仕事が始まりました。最初は蔵の掃除や機械の組み立てなどから作業が始まるようです。まだ何もわかっていませんが、初日の21日は精米所の手伝いをしました。削ったお米を運んだり積んだりとか。日本酒はお米から作られるんだなぁと山積みの米、米、米を見て思いました。もちろんまだまだどんどん運び込まれるわけで、まだまだ序の口。それでも、僕にはなかなか印象的でした。お米に囲まれればなんだかうきうきわくわくして嬉しくなってきますが、そんな時に頭をよぎったのは、「先進国の人が肉とお酒を3割控えれば、世界から飢餓がなくなる」とかいう言葉。麦とか芋とか、色々な「食べもの」からお酒は作られます。日本酒は、お米からできているんですね。
世界の人たちが食べものをうまく融通し合えるのなら、食糧の生産が今より少なくてもきっと世界から飢餓は無くなります。逆に、現在のように、僕ら日本人のような一部の人間が世界から食べ物を奪って捨てているような仕組みの中では、例えば技術革新などによってどれだけ食糧の生産が増えたとしても、世界から飢餓は無くならないと思います。生産量の問題よりも、分配の仕組みの問題が大きいのではないかと思います。そして、今のような仕組みをもたらす人の心の問題こそ、真っ先に取り組むべきものなのではないかと思います。僕は最近はほとんどお酒を飲んでいませんが、こういう仕事に就いたからにはこれからはちょっとは飲もうと思います。飲むのなら、心して、大切に飲みたいものです。間違えても学生時代のような飲み方はしちゃいけないなぁ・・・。
 基本的に休みはあまり無いようですが、出荷の日は休みをもらってやっていく感じです。早朝とかに、やれることもありますね。がんばります。まぁしかし、何より優先するのは、子どもたちと楽しく過ごすこと。いちばんがんばりたいのはそこです。それと、「自分の本業は農業で、冬は酒蔵で働いています」というようなスタンスはあまり好みではないし、そんな気ではいません。その時の自分がその時の全て。畑でも、蔵でも、家でも、精一杯がんばります。お米や人間と相性の良い色々な菌に囲まれて仕事ができるのはとても素敵なこと。あと、全体的に建物が古い木造で、とても渋い。かっこいい。それも素敵。ありがたい環境です。初出勤までだいぶ緊張しましたが、出勤してだいぶ楽になりました。

対立
 ところで、自分が大切にしているものは、それを大切にしていない人を見て初めて確認できることも多いなと思います。また、誰かを見て「あういう人」とか、集団を見て「あういう団体」とか、色々な場面で何かと自分なりに分類して一緒くたにしてしまうことがありますが、実際はそれぞれの人の考え方は、似ているように見えてもそれぞれ微妙に、時にかなり異なります。僕ら夫婦の間でももちろん、色々な違いがあります。それでも、大切にしたい芯の部分というか基本的な部分というのはかなり共通している気がします。とてもありがたいことだなと思います。それは、共に生活する中で影響し合ってきたということもかなりの部分、あると思います。僕がゆっこさんに教わり、学ばせてもらったことはとても多い。多いというか、強く深い。何にせよ、共通する思いが色々とあります。どこまでいっても「僕らが正しい」なんてことは言えませんが、「僕らはこれが正しいと思う」、「僕らはこれが大切だと思う」というのはどんどん言っていった方がいいことだと思います。僕はつい5年前くらいはそう思っていませんでしたが、考えが異なることは、恐れることではないんですね。「対立」という言葉があって、たいてい争いを伴う悪い意味、文脈で使われますが、「対して立つ」というこの字に、もともとちっとも悪い意味は含まれていないと思います。相手としっかり向き合うこと。それは面倒だったり辛かったりすることもあるかもしれませんが、とても大切なことだと思います。それはきっと、自分としっかり向き合うことでもあります。それは、やはり面倒だったり辛かったりすることがあると思いますが、自らを無視したり切り捨てたりするより遥かに良い道だと思います。そしてきちんと向き合えたなら、それは幸せでしかないと思います。
 ちなみに「敵」という字も、「まともに向かい合う」という意味がもともとのようです。争う相手ではなく、向き合う相手として、人や物と付き合っていきたいものです。

平和負荷
 自分たちが大切にしているものを説明するのに「平和負荷」という言葉はどうだろうかと、この前ふと思いました。環境への負荷は「環境負荷」と言うから、世界の平和への負荷は「平和負荷」と呼んだらどうでしょう。僕らは「平和負荷」の少ない農業がしたい。
 例えば「安全性」や「健康」のみを求めるなら、海外のオーガニックの農産物や食品を食べていればいいということになります。ただ無農薬のものが欲しいだけなら、「中国の人たちに無農薬野菜作ってもらえばいい」みたいな考えが成立します。僕らにとって、それは目指すところではありません。また、「無農薬・無化学肥料」が、付加価値をつけるだけの手段ならば、自分たちの食べるものへの関心は、全く払わなくてもいいことになります。それは僕ら、ひとつぶ農園が目指すところではありません。
 戦争や差別や搾取に荷担しない方向を目指したいのです。矛盾は膨大に抱えているけど、有機農業は僕らにとって、平和の為の手段であり目的です。健

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ひとつぶ便り 150号

今日もお越しいただきありがとうございます!
明日は練馬に行くので、もしそっち方面で時間のある方は是非お越しください。さっきの記事参照。

では今週のひとつぶ便りです。もう寝ます。おやすみなさい。

ひとつぶ便り 150号(2013年10月18日便)

脱穀しました!
 いつもありがとうございます。今夜(16日)はかなり冷えています。薪ストーブを焚きながらこれを書いています。台風はまた大雨を降らせていきましたが、畑はすごく乾燥していた為、今日の午後畑に行ってみたらそれほど水浸しというわけでもありませんでした。ここのところ、ほとんど雨が降らず、さらに10月に入ってつい数日前まで夏のような高温だったので畑もすごく乾いている状態でした。久しぶりのまとまった雨です。数日前から気温はぐーんと下がり、初霜はいよいよ明日か!という毎日。
 野菜たちには高温、少雨というのは虫が増えやすい環境らしく、あまりいいとは言えない気候なのだと思いますが、9月末に刈って稲架掛け(はざがけ)をした稲たちの乾燥にはすごく良かったです。米を主に出荷している友達が水分率を測った結果、去年は3週間以上天日干しをしていても下がらなかった数字まで、今年は2週間であっさり下がったそうです。それを聞いて急遽一昨日脱穀しました(笑)。昨日は雨という予報だったし、いいタイミングでできました。今年はうちとしては豊作です。自家用のうるち米は去年も良い出来でしたが今年も良くて、今年は面積も約2倍に増やしたため収量もほぼ倍増!僕らが農園を始めてから初めて、一年間お米の自給が出来そうです(今年はギリギリ足りず)。もち米は去年と同じ面積だったにも関わらず、2倍以上とれました!今年は代掻きとか畦塗りとか植える前の準備を今までいちばんがんばり、植えた後の水管理もある程度ちゃんと出来た感じだったので、たまたまとれたというわけではありません。5年目の経験からは、去年までがいかにダメだったかもよく分かります(笑)。まぁ米だけじゃなく野菜も、依然分からないことだらけなので、学びながら、試しながら、理解を深めていきたいです。
 今回脱穀したお米のうち、うるちは自家用ですが、もち米は年末におもちつきをして、玄米切り餅にして皆さんにもお届けします。お楽しみに。うるちの方は、脱穀したものを一昨日早速もみすりして、食べました。新米です!すごく美味しかった!なんとも、ありがたい。ありがとう。

目指すもの
 化学合成農薬や化学肥料や遺伝子組み換え技術を使わない農業を、日本では「有機農業」と定義しています。僕らはかなり違う定義でその言葉を使いますが、法的にはそういうことです。外から見れば同じような栽培方法と生産物に見えても、農家ごと、会社ごとにその思想は全く異なっていたりします。会社、法人は特に、個人の農家さんも多くが他との差別化とか付加価値をつけて高く売ることが、「有機」で栽培することの目的かもしれません。その会社やその人たちの考え方とか思想がどうこうという話より、日本の有機JASの制度自体がそういう付加価値農業推進の仕組みではないかと思うので、そこに乗っかる自然な流れと言えるかも。価格への付加が目的ならば当然、自然環境や人の健康などには興味はないものと思います。実際、例えば大量の有機肥料(牛糞とか)施用による地下水の汚染の問題というのを聞いたことがあるし、例えば硝酸態窒素という発ガン性も指摘されるものの割合が、肥料のやり方次第で有機野菜の方が化学農業より多かったりもします。化学肥料や化学合成農薬を使わないことだけを考え、行動するのならば、環境に優しいわけでも健康に良いわけでもありません。
 「自然を守りたい」とか「人の健康を守りたい」というような思いで「有機」での栽培を実践している人も多いと思います。その思いは、それはそれで素晴らしいものだと思うし、特に子どもたちに対することでは僕らも「健康」という思いは強くありますが、主たる動機にそれが来るかというと、違います。僕らが今の生活を選んでいるのは、敢えて一言で表すなら、「世界を平和にしたい」から。差別や搾取や戦争に、できるだけ荷担したくないと思っています。今この瞬間、僕らは世界中の多くの差別や戦争や苦しみに荷担しています。例えばチョコレートを買えばどこかの国の児童労働を推進することになり、石油を使えば産油国の環境や人々の健康を壊すことに荷担します。原子力発電所で作られた電気を使うということは、自分の国で(事故が起こらなくても)大量の被曝者を生むし、事故が起これば住めない場所すらでき、海外ではウラン産出地域の環境と、人の健康を奪います。さらに、ウラン精製(日本は外国にやってもらっている)の過程で出る劣化ウランは、弾丸として戦争に使われます。どこかから何かを奪い、誰かを苦しめる仕組みが、すっかり出来上がっています。その仕組みの中で僕らも生きているし、お世話にもなっているし依存していますが、そうではない方向へ行きたいのです。その手段として、僕らは有機農業をしています。膨大な矛盾は抱えていますが、目指しているところは平和な社会。平和な世界。差別や搾取や戦争のない世界。
 何も意識せずに物を買うなら、確実に戦争などに荷担してしまうようになっている世の中。だからこそ、意識して物を買うことは、それだけで大きな行動だと思います。ひとつぶ農園の野菜を買うことが、世界の搾取に抵抗する力に、世界を平和にする助けになるように進みたい。今、完全に良い選択とは言えないまでも、マシな選択にはなると思います。

今週の野菜セット
 まだ、ナスやピーマンなどが少しは入りますが、そろそろそれもおしまいです。霜が、いつ降りるか分からないので。どうぞ味わい尽してください。
 人参は、去年までからするとかなりとれています。うちとしては過去最高。お米にしてもそうですが、今年は結構、過去最高のものがある気がします。農業も人生も、どんどん好きになっているし、楽しくなっています。それが主たる要因かしら。健

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練馬にて、まあるいいちば出店します!

明日、19日ですが練馬へ行って出店します。西部池袋線、保谷駅から徒歩10分ぐらいです。
まあるいぱんやのまあるいいちば。
うちは大根とか白菜とか他ちょこちょこ色々持って行きますのでよろしくお願いいたす。
パン屋さんでの開催なのでもちろんパンはあるし、他にも雑貨とか色々並びます。
アットホームな空間(というかもともと民家)で素敵なお店です。
詳細はここからどうぞ

ひとつぶ便り 149号

こんばんは。今日もお越しいただきありがとうございます。昨日と今日は、小麦播いてました。そして今日の午後は、葉菜ちゃんの通うようちえんにてこの前のお祭りの反省会と、懇親会でございました。子どもたちとたくさん遊べて楽しかった!

最近だいぶ暑かったですね。特にここ3日ぐらいはまるで夏のよう。夜もそんなに冷えないし。しかし今日は冷えてるし、これからもっと冷えそうです。ヤフーの予報だと明日の朝、佐久穂町2℃。急にガツンとくるなぁ。まぁヤフーの予報はやたらと辛いのでここまでは下がらないかもしれませんが、とにかく久々に寒そう。あまりに暑い日が続いたので、ちょっとほっとします。が、霜はいつだろう?明日は降りないかな?

では、今週のひとつぶ便りです。どうぞ。

ひとつぶ便り 149号(2013年10月11日便)

治る力
いつもありがとうございます。9月末、かなり寒い朝(最低気温4℃とか)があって、このまま寒くなるものかと思っていたらここのところだいぶ暖かいです。結局ストーブをまともに焚いたのは今シーズンまだ一度だけ。寒くなったりまた暖かくなったりですが、皆さん体調はいかがでしょうか?うちはみんな少し風邪気味。子どもたちと僕はそんなに重くはありませんが、ゆっこさんが熱も上がってきたようでなかなか辛そう。鼻と喉にくるやつみたいです。あと僕は昨日(8日)、やたらとだるかったです。台風(低気圧)のせいもあるかな。葉菜ちゃん(4歳)がようちえんに行くようになってから、風邪をもらってくることが多くなったような気がします。それで僕らもかかる頻度が上がったように思います。こうやって風邪ひいたり熱を出したりしながら子どもたちは強くなっていくのだと思います。僕は風邪をひくと自分の「治る力」みたいなものが感じられてちょっと楽しかったりもします。たいていの風邪は、出来ることなら、「休んで何もしない」というのが最高の治療法ではないかと思います。それ、なかなか難しいけど。
 何年か前、鹿に食べられて葉っぱを全て失ったナスの木が、腋芽を一斉に出して再生していく姿に感動したことがあります。葉っぱを失った瞬間に、その再生の作業が始まっているわけで、葉を失ったことを(たぶん)嘆くでもなく不平を言うわけでもなく、ただそのときそこでの最善を尽くす姿というのが本当に美しいと感じました。彼らは過去に縛られてなどいないし、未来に囚われてもいないように見えます。ただその場、その瞬間を全力で生ききっている。そう見えます。かっこいい。素敵。と、それをどこか他人事のように思っていましたがこの前、畑で素手の時に草を抜こうとしたら指の表面がスパッと切れて、ちょっと血が出ました。その時、自分もそのナスたちのような能力が具わっているんだなと、はっとして、嬉しくなりました。指が傷ついたその瞬間に、治る力が働いています。僕の頭が何と言おうと、体は傷ついたその瞬間に、治る方向へ動いています。かっこよくて素敵なのは植物や動物だけじゃなかった。僕の体もまた、自然の一部、自然そのものであるし、だからかっこよくて素敵です。ありがたい。
 風邪もひいた瞬間に、体は治る方向へ向かっています。というか、崩れた体のバランスを、治そうとする体の働きを風邪と呼ぶような気もします。何にせよ、僕らの体もまた奇跡と呼ぶに相応しいものだと思います。
今年の冬は酒蔵で働きます。
 直近の3度の冬は近くのスキー場で働いていましたが、今年は縁あって近くの酒蔵で働くことになりました。杜氏さんの手伝い、蔵人ってやつになるわけですね。うちから車で10分くらいで行ける、同じ旧八千穂村にある酒蔵です。友達が紹介してくれて、飛びつきました(笑)。スキー場は体力的に辛いわけじゃないし、同じリフトで働いているおじさんたちも好きですが、平日は基本暇だし仕事としての魅力はいまいち。お酒造りは魅力的。給料もスキー場よりいいし、期間も長い分大変だけどそれだけ稼げるということ。どんな仕事をするかもほとんど想像できないし、新しい職場でちゃんとやっていけるかとか色々心配もありますが、楽しみだし、がんばろうと思います。現在、僕らは農業収入だけで一年間、とてもやっていけるような状況ではありません。社会的に悪だと思われるバラマキ補助金などに頼りつつ、なんとかやっている感じです。冬に稼がなきゃいけない中で、地域の優良企業で働けるのは、本当にありがたいことだと思います。
スキー場は12月からぼちぼち始まっていく感じでしたが、酒蔵はもう今月の21日から始まるので、出荷や畑の後片付けなどと平行してやっていく感じになります。いつもと勝手が違うことは出てくると思いますが、どちらもしっかりやっていきます。

今週の野菜セット
 今週も種類が豊富です。紹菜(タケノコ白菜)や野沢菜など葉物たち、大根などなどどっさり入れての鍋がおススメです。我が家では野菜が主役で野菜だけの野菜鍋をよくやります。色々な野菜を入れますが、本当にどれも美味しいなと思います。気候や土のおかげだと思いますが、他の農家さんと比べても味はかなりいいような気がします。ひいき目が過ぎるのか(笑)、僕らはうちの野菜より美味しい野菜にはなかなか出会いません。僕らの技術なんて全然ないし、体力だってあんまり無いし、諸々の観察力だってたいしたことはないから、やはり気候や土のおかげでしかありません。もっと野菜たちの命を目いっぱい輝かせられるようになりたい。そういう土を、育てていきたい。今でも野菜たちは充分美味しくて最高ですが、僕らはもっと成長できるし、野菜もきっともっと美味しくなります。

娘たちのこと
 上の子、葉菜ちゃんとは絵本をよく読みます。気に入って買ったものや、図書館で借りてきたもの、幼稚園で借りてきたもの、色々とありますが、僕とゆっこさんも葉菜ちゃんと一緒に楽しんでいます。最近は、がまくんとかえるくんの「ふたりは―」シリーズにはまり中。すごく、素敵な話が多いです。紡がれている言葉も本当にきれい。花野ちゃんも絵本が好きで、ちょっと前までは自分でめくりたがっていましたが最近は読んでもらいたいらしく、「読んで!」という感じで迫ってきます。読まないとえらく怒ります(笑)。
 2人とも、ぐんぐん成長しています。僕は2人が大好きですが、葉菜ちゃんはより付き合いが長いのでそれだけ好きです。どんどん好きになっていて、今がいちばん好きです。母親たちのようにお腹の中にいさせたりお腹を痛めて産まない分、父親たちは生まれた瞬間に子どもへの愛情のスイッチは入りにくいのではないかと思います。僕はそうだったような気がします。生まれた赤ちゃんにとっても、始めは「その他大勢」の一人に過ぎないのでしょう。ゆっくり関係を築き、今ではお互いに、特別な存在。嬉しいことです。 健

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ひとつぶ便り 148号

お越しいただきありがとうございます。夕方、暗くなるのがだいぶ早くなりました。5時半にはもう結構暗い。10月ですもんね。畑で聞こえる音は、賑やかな夏と比べてだいぶ静かになりました。栗の実が木から落ちる音が聞こえたりします。
草の勢いも夏野菜たちの勢いも当然最盛期より落ちていますが、そのぶん紹菜(タケノコ白菜)とか葉っぱもの、ブロッコリーなどは元気元気。まだトマトなども少しは採れるので、今野菜の種類はすごく豊富です。今回は標準のセットの方は16品目!ご注文もお待ちしていまーす。(ご注文方法など

では今週のひとつぶ便りです。


ひとつぶ便り 148号(2013年10月4日便)
 いつもありがとうございます。ここのところだいぶ朝晩は寒い日が多いのですが、今夜(10月1日)はあまり寒くなく、過ごしやすいです。結局9月はストーブを焚いたのは1回だけでした。さぁ10月はいつからガツンと寒くなるのか!なんてことはあまり気にしないで一日一日、がんばります。一瞬一瞬、楽しみます。

稲刈りしました!
 稲刈り&はざ掛けしました!今年はうちの両親に手伝ってもらっての作業でした。日曜日にやったので葉菜ちゃんも幼稚園に行かない日で、みんなで田んぼに行って作業しました。風もなくポカポカの日。小春日和ってこれを言うのかしら、と思いましたが調べたら時期的にもうちょい後の、こういう日を言うようですね。まぁとにかく稲刈り日和でした。
 まずバインダーという、稲を刈って束にしてくれる機械を使います。僕らの研修先だった織座農園から借りて、使わせてもらっています。毎年あまり機械の調子が良くなくて苦労するのですが、今年は7月の小麦刈りの時にあまりに不調で、かかりつけの(?)機械屋さんに持ち込んで色々と見てもらってオイルとかエアフィルターを交換したり、メンテナンスの方法も聞いたりして、なかなかいい状態にしてあったので、今回の稲刈りもばっちり!機械がスムーズに動くかどうかで作業の時間と効率が決まってきます。できることなら極力使いたくない機械たちですが、使わなければとてもやっていける状況ではないし、使うからにはとてもとても大切にしなければいけない、ということを思い知ります。作業効率のみならず、整備不良で燃費が悪くなればそれだけ環境に負荷もあるし余計に石油も使うというわけだし、壊れて動かなくでもなれば、ゴミにもなります。そういう意味でも、大切に使う必要がありますね。
 そういうわけで今年は順調に機械が動き、天気にも恵まれ、作業は順調に進んでいきました。刈ったあと、はざ(稲架)(干す竿)を木で組んで、そこに稲の束を掛けていきます。機械が刈り残すところもあるので(主に刈る人間(僕)の責任ですが)そこは手で刈ります。葉菜ちゃん(4歳)も少し手伝ってくれたりしつつ、田んぼで裸になって遊んだりしていました。ちなみに服を脱いだのは「服が汚れないように」という理由で。
その日は田んぼでおにぎりを食べ、田んぼでおやつもしました。午後のおやつはスイカ(!)でした。うちのスイカですが、このあたりでは9月くらいにやっと熟します。涼しくなってから収穫できるという(笑)。でも今年は朝晩こそ冷えるものの昼間はほどよく暑いので、スイカも美味しく食べられます。この日も最高のスイカ日和。大好物なので僕もたくさん食べました。熟し方の確認が難しくて、ときどき白いスイカを食べるはめになりますが、このスイカは素晴らしい熟し方でした。花野ちゃん(1歳)もひたすらパクパク。そして、刈られた稲を前にスイカを食べている絵面はなかなかおもしろいかと。
まずもち米の田んぼ1枚を刈り、その後少し離れた別の田んぼに移動してうるち米の田んぼ2枚を刈りました。刈るのは1日で終わり、はざ掛けは最後の一枚が次の日に持ち越しましたが、無事終了!稲刈りは、収穫の喜びというのはもちろんありますが、それよりも慣れないことばかりなので、なんだかじわじわプレッシャーみたいなものを感じてしまいます。勝手に感じているだけですが。野菜は一年に何度も同じような作業がありますが、稲はどれも一年に一度の作業。なので野菜以上にど素人です。子どもの頃からやっている地元の人たちにはなんともない作業でも、僕らがやれば大変、ということも多々。例えば、はざが他の人の田んぼで倒れているのは見たことがありませんが、僕の立てたやつは強い風が吹くと倒れることもあります。今年はどうかな?野菜も同じようなものかもしれませんね。もっと技術やら観察眼やら、磨いていかないと!

とはいえ、就農してから5年目の経験と、それによる成長というのも大きいと感じます。もともとがとりわけペーペーなのでそれだけ伸びしろがあるんだと思います(笑)。田んぼの準備も、今年が今まででいちばんがんばれました。そもそも例えば初年度などは、「田んぼって何?」というところからの出発だったわけです。今もちゃんとわかっているわけではありませんが、そのときよりは遥かにわかります。何も知らないければ、がんばるかがんばらないか以前に何をがんばったらいいかわからないわけで、つまりがんばれるかがんばれないかの話ってわけです。また、それは周りの状況にも大きく左右されます。周りの人の助けあってこそ、状況の助けがあってこそ、その物事をがんばれます。本当に、感謝します。色々な人に。物に。ありがとうございます。
とにかく今年、田んぼの準備も管理も、今まででいちばんちゃんとできたという実感があったので、収穫する気持ちもだいぶ違いました。嬉しいな。

今週の野菜セット
野菜を買って食べてもらっているあるお客さんが、前回の野菜セットを、「夏の終わりと寒い季節の始まりを感じる、面白いセット」と表現されていましたが、今回もそんな感じだと思います。トマトなど、夏の名残りを感じさせる野菜たちと、秋、そして冬を感じさせる葉っぱものたちの混在するこの時期は、野菜の品目がとにかく豊富です。色々食べられて嬉しくなります。
野菜を食べていて、どんどん美味しくなっているような感覚もあります。味が良くなる要因は色々とあると思いますが、秋の涼しい気候は野菜たちが生きるのに適しているのだと思います。この時期、虫食いや病気は出にくいのですが、虫食いや病気が少ないから野菜が育ちやすい、というよりは、気候が育つのに適していて健康だから虫食いや病気が少ない、ということかなと思います。さ、美味しい野菜たちをお召し上がりください。 健

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