ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 171号

今日もお越しいただきありがとうございます。今日は松本に住む、僕ら夫婦の親友に会いに行ってきました。彼女は3月に長女が生まれて、新米お母さん。うちの、上の子生まれたばかりのころのカオスっぷりを思うと、友達のとこは夫婦ともに安定感を感じる(ように見えた)。元気そうで何よりでござった。しかし赤ちゃんって可愛いねほんと。「赤ちゃん」と呼べるときなんて一瞬だけど、そこの可愛さってのは物凄いです。

ではひとつぶ便りです。どうぞ。

ひとつぶ便り 171号(2014年6月27日便)
 いつもありがとうございます。毎日雨がよく降ります。昨日と今日は午後、かなり強い雨と、雷もゴロゴロ。梅雨の時期は雷は鳴らず、雷が鳴ったら梅雨明けの合図、みたいな話を聞いたことがあって例年そんな感じなのですが、今年は全然そうじゃないです。梅雨入りしてからすぐに雷鳴ってたし。梅雨っぽい雨というより夏の夕立みたいなのがよく降ります。
 雨が多いとレタスは溶けるし他の野菜も病気が出やすかったりするし、日照が少ないから生育もいまいちになったり、草たちは伸びまくるし、トラクターで畑に入れないし、色々と厄介なこともありますが、まぁ天候はどうしようもないのでやれることをやっています。

今週の野菜セット
 今週はキャベツが初登場です!諸事情により一昨年、去年とかと比べてだいぶ小さめで巻いちゃいましたがいつも通りとても美味しいです。お楽しみください。

意識的に食べる
 サッカーのワールドカップやっていますね。日本は一次リーグ敗退だそうですが、選手とか監督、スタッフの皆さんお疲れさまでした。
 ところでこういうお祭り騒ぎのような時、大量のビールやらお酒やら、食べ物が消費されていくことと思います。それはたぶん、すごく無意識的、無自覚的に消費されていくものたち。サッカーを見るついでに消費されていくビールたちを思うとき、その材料の大麦と、それを育てるどこかの国の農民のことを思います。ヤケ酒で飲まれるお酒たちを思うとき、その材料のお米たちと、米農家のことを思います。そして、麦や米を食べられず、日々死んでいく人たちのことを。誰かのことではなく自分のことですが、もっと、もうちょっとだけでも深く見なきゃいけないことがたくさんあると思います。
 穀物、野菜、肉や魚、いずれにせよ、命。そこへの敬意を全く払われない飲食が、日常に溢れていると思います。命が育つ、山とか川とか田んぼとか畑とか牧場とか海とか、想像すらできない環境にいる人もきっと多い。お祭り騒ぎのときは特に無意識的だと思うけど、日常生活の中での飲食に関しても、そう大差はないかもしれません。そこをもう少し、意識的に行動できたなら、すごく素敵なことだと思います。大きなことだと思います。誰が育てたかとか知れるものならば、感謝も喜びも感じやすいと思うし、そうではないものに関しても、それがどこから来てどういうものや人が関わってきたものか想像することは、楽しいし、大切なことだと思います。それが、例えばあまりにひどい搾取を経てそこにあるものだと分かったら、次からは別の選択もできます。今この場所、目の前にあるものを掘り下げていくことは、世界を知ることだと思います。その苦しみも、喜びも。

練馬行ってきました。
 先週の金曜日は久々に、僕の実家のある東京の練馬まで日帰りで行ってきました。僕らの友達が民家を改装して営んでいる「まあるいぱんや」というパンとお菓子のお店で月に一回(今年は不定期)開かれている市に出店の為。数年前に、もともとはひとつぶ農園のお野菜市、ということで始まったこのイベントですが、現在は発展して「まあるいいちば」という名前でパン、野菜の他、雑貨とか絵本とか色々ある、より素敵な場となっています。
 僕らの住む佐久穂町から練馬までは、高速を使って2時間半~3時間くらいで着きます。慣れれば結構近い距離。2人で運転すればそれほど大変ではありません。移動中、子どもたちは起きていればちょっと退屈でしょうが、結構寝ていてくれるのでそれもあまり問題ない感じ。ですが、なかなか行く暇も機会もここのところ無かったので、久々の練馬。市の方はゆっこさんと子どもたちに任せて、僕は野菜セットの配送とか、実家にも顔を出したりしました。両親はよく手伝いに来てくれるので珍しくありませんが(笑)、兄や祖母とは久々の再会。兄とは、考えとか志向とか結構違うと思いますが、すごく似ていると思う部分もたくさんあります。物事の見方の好みとか。よく本を読む人で、僕が実家に帰ると必ず彼が図書館で借りてきた本が何かしら置いてありますが、そのチョイスがすごく僕好み(笑)。ジャンルも国際問題から食事療法まで(?)多岐に渡り、僕は自分ではわざわざ読もうと思わない本だったりしますが、それを借りてくる気持ちはすごくよく分かる、みたいな感じ。僕的に、いいセンス。ただそこが、似ているだけかも。まぁ、おもしろいです。

 あと、高校(都立大泉)の同級生で、当時から仲の良かった友人にも会って、彼の住んでいるマンションの一室に上がりこみ、高校の卒業アルバムを見たりしながら色んな話で盛り上がったり懐かしんだりしました。僕は小学校から大学までの「学校生活」の中で、いちばん高校時代が楽しかったと感じています。「変な人がたくさんいておもしろい」とその当時から長らく思っていましたが、というよりは、個性を潰されにくい場だったんだろうと今は思います。自分の「変なところ」を隠さなくて良い環境というか。それぞれが、力を発揮しやすい環境だった気がします。出る杭が打たれずにどこまでも出ていっていた感じ(笑)。学校全体で、ということではないかもしれませんね。クラスが違えばまた印象は色々違うのかもしれません。僕は特に2、3年のクラスの居心地がよかった。それぞれがそれぞれを認め合う空気がそこにはありました。楽しかった。
 その頃のような楽しさも、その頃のような友達も、大人になったらそうそうあるものじゃないだろうなとなんとなく思っていましたが、全然そんなことありませんね(笑)。高校時代とは全く状況が違うので比べようはありませんが、今、すごく楽しいし、信頼できて大好きな友達がたくさんいるし、深く話せる友達もいます。高校時代の友達も、もちろん今でも友達だし。そして何より、今の家族がいるし。本当に、ありがたい!環境にいます。
ありがとう!  健
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ひとつぶ便り 170号

今日もお越しいただきありがとうございます!

金曜日、日帰りで練馬行ってきました。まあるいいちばへの出店と、僕は実家への帰省も兼ねて。今年は冬の間行けなかったので練馬に行くのはかなり久々。高校時代の友人と会ったり、兄とも久々に会ったり、楽しかったです。どこでもお祭りとか行ってもなかなかお野菜は売れないし、売れても単価が安いし、今回のように交通費をかけて東京まで行って採算をとるのは非常に難しいけど、お金とか宣伝だけが目的じゃなく行っているので、問題ありません。まぁ、売れて欲しいけど。

大根とれはじめました。あと、キャベツも今週いけそう。ご注文もお待ちしております!

ひとつぶ便り 170号(2014年6月20日便)
 いつもありがとうございます。今夜もとても静かです。雨が降っていないと本当に静か。長野県は6月5日に梅雨入りしてそれから毎日よく降っていましたが、ここ数日は晴れ間もよく出ています。けどちょっと涼しい。朝は冷え込むと表現してもいいくらいの気温まで下がったりしています。7℃とか。そんな朝はTシャツ1枚だと寒いです。
 
今週の野菜セット
 相変わらずレタス類と葉物のオンパレードでございますが、今週はニンニクの芽が入ります。1年でこの時期だけしかとれないもの。お楽しみください。
 野菜がたくさん!採れる時期になったので、うちに人を招いたりしやすい今日この頃。うちにも時々誰かが来ては、一緒に食事をしたりお酒を飲んだりしています。こちらから出かけたりもします。酢飯を作り、具を用意し、チマサンチュを海苔の代わりに使う、「チマサンチュ手巻き寿司」が、最近の定番。美味しいです。日々、楽しくやっております。
 夏の実ものたちは、現在すくすく成長中。ミニトマトの実はだいぶ大きくなってきて、赤くなるのを待っています。トマトの実もだいぶ成長してきています。でもまだそのへんの方々は1ヶ月くらい先か、というところ。ズッキーニはあともう少しでとれるかな。順調に大きくなってくれています。夏の実ものたち、もう少しお待ちください。

農作業
 作物の周りの草取りとかはちょこちょこ毎日やったりしていますが、刈り払い機での草刈りも大体毎日どこかしらやっています。草はどこもかしこもすぐ伸びるし、僕らの住むような山間の畑は土手が広いので、刈っても刈っても果てしない。一度、ひととおり刈り終えれば、最初の頃に刈ったところはもうだいぶ伸びている、という感じ。急な斜面、しかも石とか岩も結構あるような土手は、なかなか難儀です。機械の歯も傷むし。一枚一枚の面積が狭い上に、土手の面積が広い、というのはこの辺りの畑の多くに共通する特徴。平地の農業と比べて生産性は低いし、平地の田畑では無い苦労も、たくさんあるのだと思います。まぁしかし、効率とかよくわからないし(笑)、空気とか水がきれいだったり、なんとなく山深い中にいると落ち着くとか、山の農業の魅力は多く感じます。落ち葉とか集めやすいのも利点なのかなと思います。僕らの師匠の織座農園(すぐ近くです)の典子さんは、「空が広くてきれいだから」という理由で、この地に住むことを決めたそうです。僕らはある程度成り行きでこの地に住み着くことになったので、もともとこの地の景色とか気候とか雰囲気にそこまでの強い魅力を感じていたわけではありませんが、色々と素敵な場所だと思います。風景とか気候とか、そういうものより今は、気の合う、信頼し合える友達が周りにたくさんいる、というのが僕の感じるこの地のいちばんの魅力。心から、ありがたいと思っています。
この一週間、梅雨の合間で晴れが何日か続いて、畑が少し乾いたりもしたので(濡れているときに耕すと土を固めてしまいます)、トラクターで次に植える場所を耕したりもしました。種まき、定植などもちょこちょこ。色々とやっています。

子どもたち
 下の子、花野(かや)ちゃんももうすぐ2歳。2歳か!あれから2年が経つのか。そうか。と2年前を思い出したら今、真っ先に思い浮かんだのが「葉菜(はな)ちゃんがんばってたなぁ」ということ。当時3歳で、花野ちゃん出産シーンを深夜にも関わらず超ゴキゲンのハイテンションで見届けた上の子、葉菜ちゃんでしたが、その後の、3ヶ月ぐらいの間だったでしょうか。それほど極端な状態ではなかったと思いますが、ちょっと不安定でした。急激な環境の変化、特に、お母さん(ゆっこさん)を独り占めできなくなったというのが、大きいと思います。そういうの、時間をかけて、乗り越えたんだろうと思います。生まれたばかりの花野ちゃんと3歳の葉菜ちゃんからは、今の仲良し姉妹の姿は全く想像できませんでした。ケンカもするけど色んな時に、お互いを大切に思っているのがこちらにも伝わってきます。それを感じるのがとても嬉しいです。

姉妹2人で、よく遊んでいます。義父の家に預けているときには結構テレビ(「おかあさんといっしょ」とか)も見ているようですが、僕らの家にはテレビは無いので、おもちゃで遊んだり絵本を読んだり、という感じ。トランプとかカルタを最近はよくやっています。おもちゃのキッチンとかお皿とか色々を使ったおままごともよくやります。キッチンは重くて花野ちゃんには運べないので、「キッチンとってー」とよく頼まれます。2人ともお絵かきも好きなので、クレヨンとかで色々と書いています。家の中でかくれんぼもやるし、最近は僕も含めた3人でダンスもよくしています。ちなみにゆっこさんは観客。といった感じで多彩な遊びが日々展開されています。楽しいです。花野ちゃんは、お姉ちゃんの葉菜ちゃんをよく観察し、どんどん真似するので、言葉も遊びもどんどん覚えています。
最近、葉菜ちゃんはよく、ようちえん以外の場所(ご飯会とかで)でもようちえんの友達と会ったりしますが、そんなときは子供同士、物凄く楽しそうに遊んでいます。花野ちゃんも、輪に入るようになってきました。
花野ちゃんと葉菜ちゃん、全く性格が違うなと思います。葉菜ちゃんの同じ時期と比べて、全然違うと感じます。それは、生まれて間もない時期から感じました。おもしろいです。2人がどんな人に育っていくか、どんなでもいいですが、今はとにかく僕らや周りの人の愛情を感じて欲しいなと思います。そして、自分で自分をまるごと受け入れられる力が彼女たちの中で育って欲しい。それが土台にあれば、あとは何も問題ない気がします。健

練馬、まあるいいちばに出店します。

練馬行きます。6月20日(金)。つまり今日(笑)。野菜とポンせんべいを持って行きますので、練馬方面の方よろしかったらお越しください。保谷駅から徒歩10分くらい。詳細はこちらからどうぞ~。地図もそこにあります。パンとか雑貨とか、うちの野菜とか色々並んで楽しいので是非!

ひとつぶ便り 169号

今日もお越しいただきありがとうございます。静かな夜です。
ここのところ晴れてますね。梅雨明けかな?(笑)

もう眠いので投稿して寝ようかな。おやすみなさい。


ひとつぶ便り 169号(2014年6月13日便)

 いつもありがとうございます。梅雨ですね。なんだか、梅雨といえばここ数年は梅雨入りしても雨が降らなかったり、梅雨明けしてから毎日降ったり、とかいう印象が強いのですが、今年は今のところ梅雨らしい梅雨。毎日よく降ります。
 
最近の農作業
 雨の日は、露地の畑は濡れて、踏むと固まってしまうので収穫以外ではあまり入りません。なので、こういうときはハウスの中の作業とか、土手草を刈り払い機で刈るとか、そういう仕事が主になってきます。ハウスの中に5月中ごろに植えたトマト、5月末に植えたミニトマトのいずれも、最初の芽かきと誘引のひもつけ(パイプハウスのパイプを利用して、ひもでトマトの枝を上に引っ張る)作業がまだだったので、この雨を機に一通りやりました。トマトたち、元気に育っています。
 あと、9日に田植えをしました!二条植えの機械を先輩有機農家に借りて、やりました。苗が小さかったので、田んぼの水がちょっと深くなっているところ(がんばって平らにしてるけど全然平らではない(笑))は水没しそうになったり実際水没したり、というところもありますが、機械の調子は順調で、作業も順調に進みました。しかし!3枚ある田んぼの3枚目のあと半分、というところで突然機械に不具合。自分で見てもよく分からず、機械を借りた先輩に聞いたけど分からない、ということで農機具屋さんに持ち込みました。だけど、機械がなかなかマイナーなメーカー(現在は食品メーカーで、農機具はやってないらしい)なのでそこでもすぐには分からず、色々見てもらったけど結局その場で分からず、農機具屋さんの田植え機を借りてきて、一通り終わらせました。実は去年と同じパターン。まぁ、植わってよかった。
僕らのようなあまりお金を持っていない農家たちは、農機具屋さんで探してもらったり、近所の人のいらなくなったのをもらったりして中古の機械を使ってることも多い。何年もやっていると、色々と不具合が出るのもよくあることなので、もはやおり込み済み、みたいなところもあります。自分で知識と技術をつけて、機械に強い人たちもいますが、僕はあんまりなので、大体農機具屋さん頼み。農機具屋さんさまさまです。具合の悪い機械を軽トラに載せて持ち込めるときは持ち込むけど、それができない時もあり、そういう時は田んぼや畑までとんできてもくれます。ありがたや。当然お金はとられますが、かなり良心的にやってくれていると思います。僕ら農家にとって、無くてはならない存在です。

 そんなこんなで機械での田植えは9日に終わりましたが、10日は追い植え。苗の出来が均等じゃないとか田んぼが平らじゃないとか、諸々の事情により機械でうまく植わらない部分がどうしてもでてきます。それを手で植えなおすのが、追い植え。うちの場合は欠株(植わらなかった株)が多分、特に多いので、かなりの部分を手で植えているイメージ。始めから手植えでいいんじゃないか、というのは言い過ぎですが、まぁすごく、手植え気分が味わえます。面積もそんなに広くはないのでそれほど大変ではなく、楽しい作業です。

今週の野菜セット
 今週も相変わらず葉っぱもの祭りです。我が家はシーズンになれば、毎日家族4人で物凄い量の野菜を食べています。食べ過ぎで身体に悪いんではないかと思うぐらい食べています(笑)。ぜいたく。ありがたい。野菜でお腹いっぱいになる季節になってきました。野菜のとれない冬は、基本的にご飯と味噌汁と、ジャガイモとか白菜、大根、ごぼう、人参などのもつ野菜と、漬物とか冷凍した保存食とかそういう食卓で、それはそれで好きですが、野菜がとれるようになってくると、やっぱり嬉しいなと思います。僕らは、醤油とか塩とか酢などの調味料以外は基本的に自分たちの畑か田んぼでとれたものを食べています。味噌は自家製。季節ごと、移り変わる食卓を楽しんでいます。そんな楽しさも、野菜セットと一緒に届いたらいいなと思います。
 ちなみにここ1年くらいは、朝食は毎日パン(カンパーニュ)。大体2日に一回、僕が焼いています。原材料は自分たちの畑の小麦の粉、湧き水、海水塩、のみ。酵母も小麦と水だけから起こしたもので、このパンも「畑でとれたもの」からできています。

 例えば食べ物について考えるとき僕とゆっこさんは、農薬の危険性とか食品の安全性とか、そういう話もとても気になるところですがその前に、そこにある社会的な「構造」が気になります。権力やお金を持っている人たちを肥やし、貧しい人たちから吸い取る、そういう「構造」が。僕が何も考えずに物を食べるなら、いとも簡単にそこに荷担できます。世界や日本の搾取に。差別に。暴力に。戦争に。そしてそれは、もちろん食べ物だけの話ではなく、全ての買い物について言えること。日々の全ての行動について、言えること。
 トラクター、軽トラ、そして輸送の際に大量の石油を使い、ハウスのビニールとか、そういうものも使うし、小さい会社の固定種を多く使う一方で大企業の種も使うし、こうしてパソコンも使うし、僕らの農業も生活もそういう「構造」から自由なところにはありませんが、少しでもそこへの荷担を減らせるように、自覚的、意識的に日々を生きていきたいと思っています。
 僕個人の幸せも、家族の幸せも、社会の幸せも、僕が今、この瞬間、この場所を、大切に生きられるかどうかにかかっているのだと思います。何日か田んぼを歩き回ってほどよく疲れた体でパソコンに向かっている、今を。僕ら一人一人は世界とつながっている、という表現では足りない気がします。僕ら一人一人は、世界そのもの。        健

ひとつぶ便り 168号

どうも!今日もお越し頂きありがとうございます。梅雨ですね。暑いですね!とかお便りに書いてますが、一昨日からちょっと違いますね(笑)。雨だし、涼しい。

ひとつぶ便りに、最近こどもたちのことを全然書けていませんが、相変わらず家族4人で楽しくやっています。。お客さんに入れるお便りは、パートナー、ゆっこ氏の手書きのお便りがもう1枚つくので、子どもたちの様子はそこで、絵をまじえて紹介したりしています。
だいぶ喋るようになってきた下の子が、なんともおもしろいです。今月末に2歳。5歳になった上の子との絡みも最高です。昨日は僕と上の子と踊ってたら、「かやちゃんもー!」と、おっぱいをしてた下の子も参加。3人で、飽きるまで踊っていました(笑)。
今、こうして楽しくいられるのも、友達みんなとかよく預けている義父とか、うちの両親とか、お客さんとか、ほんと色々な人の助けあってのことです。両親との出会いから始まり、最近ではパートナーや子どもたちやティク・ナット・ハン、本当に出会いに恵まれてきたし、今も恵まれているなと思います。今、感謝とかありがとうとかいう言葉より、「なんかマジすげぇありがたい!!」って言葉がしっくりした(笑)。なんかマジすげぇありがたい!!今こんな、すごく楽しいのは、すごく偶然。この偶然を、大切に思っています。

では、ひとつぶ便りです。

ひとつぶ便り 168号(2014年6月6日便)
 いつもありがとうございます。だいぶ日がのびてきて夜7時を過ぎてもかなり明るいです。畑から引き上げて家に帰ったら7時半、とかいう感じで、なんというか昼の長さより夜の短さを感じます。そして暑いですね毎日!最高気温はたぶん東京とそう変わりません。が、湿度が全然違います。僕らの住んでいるこの地域はとても乾いていて、たいていは暑くても蒸し暑いわけではないのがすごく助かります。湿度で汗のかき方が全然違って、30℃あってもこの地域ではそこまで汗は出ません。故郷練馬の湿度の高い暑さは、思い出すだけでもなかなか恐ろしいものがあります(笑)。水分とってがんばりましょう。あ、天気予報見たらもうすぐ梅雨入りみたいですね。

最近の農作業

 ここ一週間は花豆を播いたり、家の前の育苗ハウスの中を片付けてミニトマトを植えたり。あとは、草がとにかく急にドカーンと伸びたので土手草刈りし放題(追いついていないです)。僕らの住んでいるところは山なので、一つ一つの畑が小さく、そして現在は田んぼとしては使われていないけど棚田だったところが多いので、畑にはもれなく土手もついてきます。すごく土手が長いところもあるので、草刈りもなかなか大変。手間と時間との兼ね合いですが、そういう土手草を刈ったものを集めて堆肥の材料にしたり、作物の周りに敷いたり、ということをもっとやっていけたらいいんだろうなと思います。というわけで今年は刈った土手草を積極的に集めています。最近そんなことをしているので、土手草を見てわくわくしたりします(笑)。「あ、あのへんたくさんとれそう!」みたいな感じで。
 荒れた土地も、草が生えるのならその根が土を耕し、茎や葉が枯れて分解して、養分の面とか構造(ふかふかにする)を良くし、いずれそこは野菜でも木でも、なんでも育つようになる、ということだと思いますが、その期間は3年か、10年か50年か、100年か、1000年か、もっとかもしれない。もともと、過去の人たちの努力か、そもそも肥沃な土地かな等の理由で、使い始めから野菜を育てやすい土地もたくさんありますが、そうではないところに関しては、その、荒地の土から森の土へと変わっていく期間を縮めることが必要だと思います。落ち葉とか、土手草とか、そういうものをもっと利用して、生命力あふれる畑を育てていきたいです。特に、家の前の小さな畑が、そこまでまだ「良い土」では無いようなので、ふかふかな命の豊かな場所にしていきたいです。クモとかカエルとか、畑を歩いているだけでわさわさ出てくる畑もあって、そういう畑は歩いているだけで嬉しくなります。そしてちょっと掘ってみたらミミズに必ず出会えたり。家の前の畑を、そんな畑にしていきたいです。

 稲の苗がなかなか大きくならず、今年はまだ田植えをしていませんが、来週の初めあたりには植えようかと思っているので、昨日、今日で最後の代かきをしました。代かきというのは田んぼに水を入れた状態でトラクターや耕運機で表面を耕して、土をドロドロにして、水がたまるようにする作業。田かき、ともよく聞きます。このあたりの言葉かな?土質によってもともとの水もちが全然違うようですが、僕らの住むこの地域の田んぼも畑もたいてい水はけがいい土。あまりやり過ぎると水が減らなくなって、水が汚くなるので代かきはやり過ぎないように、みたいなことが書いてある本もあるのですが、この地域では何度やってもやり過ぎってことはないような気がします。一昨年、隣の田んぼのGさんから代かきのダメだしをくらい、雨の降るなか手取り足取り教わったおかげで、一昨年、去年とかなり田んぼの状態が改善されました。今年、苗の調子はいまいちですが、田んぼの準備はいい感じだと思います。あくまでも、うちとしてはですが!

空き家があれば
 この前の日曜日は分館対抗ソフトボール大会、というのがありました。佐久穂町中の「区(住所には書かれない行政区分)」の対抗戦。6つのトーナメントに分かれて、それぞれで優勝を目指してがんばります。というよりは、みんな試合後のビールが目的です(笑)。各区の公民館へ帰り、一杯やるわけです。例年、僕の住む柳沢区を含む千代里合同チームは一回戦で負けるらしく、負けてすぐ帰って昼ごろから一杯、というのが通例らしいのですが、今回は一回戦を見事突破。早く帰って一杯やりたいとか、「おい勝っちまうぞ(笑)」とか言いながら、プレーは完全に本気の皆さんが素敵でした。僕は年齢制限(40歳以上のみ出場可)に大幅に引っかかるので選手ではなく、柳沢区の公民館長という役として応援で行っていました。ちなみに女性は年齢制限無しで、ゆっこちゃんは代打で出場。
 そして2回戦は相手チームがやたら強かったので負けて、僕らの住む柳沢区の隣の馬越区公民館で、千代里合同チームの慰労会。話題は試合のことから地区の未来のことまで色々と。僕らの住む柳沢区、もともとの戸数が13戸ぐらいですごく少ないのですが、ほとんど空き家が無くて、さらに僕らが入ったり若い人が戻ったり、先輩有機農家がいたり、区長が40台だったりで馬越の人たちから「なんか柳沢は若くていいなぁ」と羨ましがられ、「うちもやるぞ!」というなんだかいい方向に話が行ったりしていました。僕らも近いところに仲間が住んでくれるのは大変嬉しいことなので、「空き家があったら探してる人いますよ。来ますよ!」とか言ったりして。畑は結構あいている場所が多いし、借りたいと思えば貸してくれる場所はたくさんありますが、新規就農者のネックになるのが住居。たぶんそれは、全国的に言えます。1週間とか1ヶ月とか、安く泊まれるトレーラーハウスのようなものがあってもいいかもとか、そういう話も出たり。子どもたちもたくさんいて、場はとても明るく楽しく、建設的な話もあって、非常に良い雰囲気の慰労会でした。僕らがこういう輪に入りやすいのは、間違いなく先輩就農者たちのおかげ。ありがとうございます!健

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