ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 147号

どうもどうも~。今日もようこそ。
朝晩はすっかり寒くなっています。この出荷の後の夜、今シーズン初、ストーブに火を入れました。
昼間はそれなりに暖かいので、寒暖差がすごい。野菜は美味しくなるみたいですね。
ナスが甘くて驚きます。

では今週のひとつぶ便りです。色々補足が必要な内容ですが、今パソコンから離れたいので御免!

ひとつぶ便り 147号(2013年9月27日便)
 いつもありがとうございます。季節はすっかり秋ですね。めっきり涼しくなって、うちの周りも風邪が流行っています。次女・花野ちゃんも鼻水ずるずるだったり、先日ちょっと熱も出していました。その日のうちに割と元気になっていましたが。皆さんもお体大切にお過ごしください。
 秋といえば稲刈り。ここ佐久穂町でも稲刈りのシーズンです。道路を走っていると、機械で稲刈りをしていたり、刈った稲を「はざ」に掛けている姿をよく見かけます。全国的には、現在はコンバインという機械が使われることが多く、これはその場で刈り取りと脱穀をします。そして脱穀したものを乾燥する機械で乾燥させるわけですが、僕らの住んでいる佐久穂町やお隣の佐久市では、「はざ掛け」をする習慣が残っています。まずバインダーという機械で稲を刈り取って結束。そうして作った束を、木などで組んだ「はざ」(即席の物干し竿)に掛けていきます。はざ掛けされた田んぼはとてもきれいです。秋を感じる景色です。僕らの田んぼももうすぐ、という時期。どこの田んぼも誰の田んぼも、春からの積み重ねが今のみのりにつながっています。先人たちから続く田んぼをつないできた営みの積み重ね、といった方が正確でしょうか。有り難い。
 畑の近くの道に落ちている栗を拾ってきて栗ご飯にしたり、秋分の日にはお萩を作って食べたり、カボチャのおやつやスープを食べたり、食卓でも秋を感じます。満喫しています。秋も美味しい季節ですねぇ。

今週の野菜セット
 だいぶ葉ものが育ってきました。美味しい葉っぱをお召し上がりください。キュウリなどはもうほとんど採れませんが、ナスやトマトは少しは採れます。今日、丸ナスと青ナスを蒸したものに薬味醤油(醤油にミョウガとかネギとか入れたもの)で食べましたが、すごく甘くて美味しかったです。今までも同じように食べていますが、やはり秋ナスは美味しいのか!と実感。採れる数は減ってきていますが、味はのっています。
 葉ものの野菜も、本当に美味しいなと思って毎日食べています。夏の実ものの美味しさとは、またちょっと感覚が違います。ほっとする、というか。例えばトマトやズッキーニなどより、日本に入ってきた歴史が少し長いから、その分少しだけ、僕らの体に合っていたりするのでしょうか。トマトなどはまだ外から入ってきてから歴史が浅いから、日本では「その土地固有の品種」みたいなものを目にしません。そして、今はF1(雑種第一代)と呼ばれる交配種が一般的なので、そういう地方固有の品種が育っていくことは、現在の状況では考えにくい。一方で、大根やカブ、ナスなどもそうですが、大陸から伝来してからそれなりに歴史のあるものは、日本各地に様々な品種があります。その土地に合ったもの、好まれたものが、選ばれて残ってきたということですね。しかし今、市場に出回っているのは全国どこでも大企業の種会社による交配種の野菜たち。だから、農家は基本的に種をとらないし、もう絶えてしまった地方の品種もたくさんあることでしょう。危機的な状況の中、地域おこしとして伝統品種を守ろうとする動きや、そういう種を残したい農家、団体、小さな種苗会社など、いずれもマイナーなものではありますが、そういうものによって各地の個性的な種たちは命をつないでいます。地域固有の品種は、「交配種」に対して「固定種」とも呼ばれます(交配種は、交配した次の代は同じものが出るけど、その次の代はバラバラのものができます。10年くらいかければ、交配種を「固定」することも可能だったりします)。固定種の野菜たちは、同じ品種の中でも生育の速度、できたものの形、色、結構ばらつきが出ます。一度に、大量に、同じ形を要求される現在の流通システムの中では、排除されてしまう存在。もったいないなと思います。美味しさも、見た目の楽しさも美しさも、それがその地域に合ったものこそ最高だと思います。僕らは畑で固定種を多く育てていますが、買った種も多く、固定種ではあるけれどこの土地に根ざした種ではないものが多いです。自家採種をもっとやっていきたいと思っています。そして、この土地にあった種を、育てていきたい。その土地に合った種を育てるのは、その土地にいる農家しかできないことかもしれません。

平和について
 ところで、「平和」というのはひとつぶ農園のひとつの大きなテーマです。
 最近、憲法の解釈を変えて「集団的自衛権」を行使できるようにしようとしてたりだとか、政府の動きがなかなか恐いです。そんな中で、強く感じることがあります。まず、僕らは「戦争」と「平和」について、ちゃんと教わってはいないのではないかということ。それは意図的に、誰かが(例えば政府が)自分たちに都合が悪いから教えないようにしているのではないかということ。
 「戦争」は銃や飛行機やミサイルや爆弾でドンパチやること。「平和」はドンパチやっていないこと。というのが、僕が学校教育で身に付けた知識。そして、「平和」というのはすごく消極的なイメージでした。先日安倍首相が「積極的平和主義」という言葉を使い、これも集団的自衛権の行使に関する話ですが、積極的に平和を守る、というのは軍隊て「敵」をやっつけることでしょうか。絶対に違う!!僕は全く教わった覚えがないし、今も想像力は乏しいけど、平和の為にできることは数限りなくあるし、今この場でできることもたくさんあります。僕らの行動は、世界とつながっています。戦争とも、平和とも。例えば分かりやすいところでは、買い物によって。僕らは簡単に戦争に荷担できます。しています。何か一つ、戦争につながる行動を変えれば、それが平和につながります。たぶん、戦争や平和に対して、僕らに「無力だ」「自分にできることはない」と思わせることこそ、戦争をしたい人たちの望み。僕らと世界のつながりを、いつでも思い出しましょう。  健
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