ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 150号

今日もお越しいただきありがとうございます!
明日は練馬に行くので、もしそっち方面で時間のある方は是非お越しください。さっきの記事参照。

では今週のひとつぶ便りです。もう寝ます。おやすみなさい。

ひとつぶ便り 150号(2013年10月18日便)

脱穀しました!
 いつもありがとうございます。今夜(16日)はかなり冷えています。薪ストーブを焚きながらこれを書いています。台風はまた大雨を降らせていきましたが、畑はすごく乾燥していた為、今日の午後畑に行ってみたらそれほど水浸しというわけでもありませんでした。ここのところ、ほとんど雨が降らず、さらに10月に入ってつい数日前まで夏のような高温だったので畑もすごく乾いている状態でした。久しぶりのまとまった雨です。数日前から気温はぐーんと下がり、初霜はいよいよ明日か!という毎日。
 野菜たちには高温、少雨というのは虫が増えやすい環境らしく、あまりいいとは言えない気候なのだと思いますが、9月末に刈って稲架掛け(はざがけ)をした稲たちの乾燥にはすごく良かったです。米を主に出荷している友達が水分率を測った結果、去年は3週間以上天日干しをしていても下がらなかった数字まで、今年は2週間であっさり下がったそうです。それを聞いて急遽一昨日脱穀しました(笑)。昨日は雨という予報だったし、いいタイミングでできました。今年はうちとしては豊作です。自家用のうるち米は去年も良い出来でしたが今年も良くて、今年は面積も約2倍に増やしたため収量もほぼ倍増!僕らが農園を始めてから初めて、一年間お米の自給が出来そうです(今年はギリギリ足りず)。もち米は去年と同じ面積だったにも関わらず、2倍以上とれました!今年は代掻きとか畦塗りとか植える前の準備を今までいちばんがんばり、植えた後の水管理もある程度ちゃんと出来た感じだったので、たまたまとれたというわけではありません。5年目の経験からは、去年までがいかにダメだったかもよく分かります(笑)。まぁ米だけじゃなく野菜も、依然分からないことだらけなので、学びながら、試しながら、理解を深めていきたいです。
 今回脱穀したお米のうち、うるちは自家用ですが、もち米は年末におもちつきをして、玄米切り餅にして皆さんにもお届けします。お楽しみに。うるちの方は、脱穀したものを一昨日早速もみすりして、食べました。新米です!すごく美味しかった!なんとも、ありがたい。ありがとう。

目指すもの
 化学合成農薬や化学肥料や遺伝子組み換え技術を使わない農業を、日本では「有機農業」と定義しています。僕らはかなり違う定義でその言葉を使いますが、法的にはそういうことです。外から見れば同じような栽培方法と生産物に見えても、農家ごと、会社ごとにその思想は全く異なっていたりします。会社、法人は特に、個人の農家さんも多くが他との差別化とか付加価値をつけて高く売ることが、「有機」で栽培することの目的かもしれません。その会社やその人たちの考え方とか思想がどうこうという話より、日本の有機JASの制度自体がそういう付加価値農業推進の仕組みではないかと思うので、そこに乗っかる自然な流れと言えるかも。価格への付加が目的ならば当然、自然環境や人の健康などには興味はないものと思います。実際、例えば大量の有機肥料(牛糞とか)施用による地下水の汚染の問題というのを聞いたことがあるし、例えば硝酸態窒素という発ガン性も指摘されるものの割合が、肥料のやり方次第で有機野菜の方が化学農業より多かったりもします。化学肥料や化学合成農薬を使わないことだけを考え、行動するのならば、環境に優しいわけでも健康に良いわけでもありません。
 「自然を守りたい」とか「人の健康を守りたい」というような思いで「有機」での栽培を実践している人も多いと思います。その思いは、それはそれで素晴らしいものだと思うし、特に子どもたちに対することでは僕らも「健康」という思いは強くありますが、主たる動機にそれが来るかというと、違います。僕らが今の生活を選んでいるのは、敢えて一言で表すなら、「世界を平和にしたい」から。差別や搾取や戦争に、できるだけ荷担したくないと思っています。今この瞬間、僕らは世界中の多くの差別や戦争や苦しみに荷担しています。例えばチョコレートを買えばどこかの国の児童労働を推進することになり、石油を使えば産油国の環境や人々の健康を壊すことに荷担します。原子力発電所で作られた電気を使うということは、自分の国で(事故が起こらなくても)大量の被曝者を生むし、事故が起これば住めない場所すらでき、海外ではウラン産出地域の環境と、人の健康を奪います。さらに、ウラン精製(日本は外国にやってもらっている)の過程で出る劣化ウランは、弾丸として戦争に使われます。どこかから何かを奪い、誰かを苦しめる仕組みが、すっかり出来上がっています。その仕組みの中で僕らも生きているし、お世話にもなっているし依存していますが、そうではない方向へ行きたいのです。その手段として、僕らは有機農業をしています。膨大な矛盾は抱えていますが、目指しているところは平和な社会。平和な世界。差別や搾取や戦争のない世界。
 何も意識せずに物を買うなら、確実に戦争などに荷担してしまうようになっている世の中。だからこそ、意識して物を買うことは、それだけで大きな行動だと思います。ひとつぶ農園の野菜を買うことが、世界の搾取に抵抗する力に、世界を平和にする助けになるように進みたい。今、完全に良い選択とは言えないまでも、マシな選択にはなると思います。

今週の野菜セット
 まだ、ナスやピーマンなどが少しは入りますが、そろそろそれもおしまいです。霜が、いつ降りるか分からないので。どうぞ味わい尽してください。
 人参は、去年までからするとかなりとれています。うちとしては過去最高。お米にしてもそうですが、今年は結構、過去最高のものがある気がします。農業も人生も、どんどん好きになっているし、楽しくなっています。それが主たる要因かしら。健
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