ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 194号

今日もお越しいただきありがとうございます。先週のひとつぶ便りです!

ひとつぶ便り 194号(2014年12月5日便)
 いつもありがとうございます。12月に入り、3日頃からまた一段と寒くなりました。「一段と寒くなる」というのをあと何回繰り返せば真冬の寒さになるでしょう。まだまだ、寒くなります。先日雪もちらついていました。11月末から12月上旬、つまり今がいちばん、1年で日の入りが早い時期だそうです(冬至ではなく)。日の出はまだまだ遅くなり、冬至まで夜はどんどん長くなりますが夕方の日はそろそろ伸びていきます。ちょっと嬉しい。
 畑や田んぼの片づけ、もう少しやりたいことがあるのですが、酒蔵の休みがほぼ無いのでなかなかできません。大雪が来る前にやらないと!という感じなのですが、怪我してしまった人がいたり辞めてしまった人もいてちょっと人員不足で休みにくい・・・。会社を休みをもらったからといって自分の仕事をする為なので、僕にとっては休みではありませんが。休みが無いのが続くと、体力的にも精神的にも結構疲れてきます。疲れてきました。酒蔵は土日などは半日の日はありますが、午前中はかれこれ1か月以上連勤です。農業も基本的に休みなんてありませんが、天気によったり畑の都合によったり、毎朝同じ時間に行かなければいけないとかいうことは無いので、それとはまた違う疲れ方です。自分の仕事と会社の仕事、というのも全く違います。朝、決まった時間に出勤しなければいけない、というプレッシャーはじわじわ効いてきます。年末年始は休みがありますが、それ以外は基本的にずっと同じ感じ。農業もしたいし、それより休みたい(笑)。
 まぁしかし、仕事の内容もわからず、人間関係の構築もあまりできていなかった去年のこの時期と比べると、気持ち的には今年の方がだいぶ楽だなと思います。先日忘年会もあり、楽しく飲みました。ちなみに酒蔵の飲み会は日本酒のみ、というところが多いらしく、黒澤酒造もそうです。自分たちのお酒の置いてあるところに飲みに行くわけです。そんな時に出てきて飲むのは大体いちばん安いお酒ばかりですが、そういうお酒は自分たちで造ったお酒に、自分たちが造ったものではない醸造アルコールという、工業的に(たぶんかなりいかがわしい材料と方法で)生産されたアルコールが添加されていて、個人的には美味しくないので(笑)本当は純米酒が飲みたいなと思っています。ちなみに黒澤酒造は「井筒長」と「○ト(マルト)」という2銘柄が看板ですが、○トは生酛純米酒。僕らの住む旧八千穂村にある酒蔵の為、地元の飲み会などでも井筒長をよく目にします。○トは「少し高い酒」というイメージなので、そういう場ではあまり見かけませんが、名前は広く知られています。純米酒の銘柄がよく知られている、というのは結構珍しいことではないかなと思っています。ちなみにマイナーな銘柄として「くろさわ」というのもあって、これはあまり売れない酒なのでしょうが、安くて美味しい生酛純米酒のシリーズです。うちで黒澤のお酒を買う時は大体このシリーズです。安い、醸造アルコールで増量されたお酒が売れる方が、酒蔵としては助かるのだろうし、実際これの収入のおかげで僕ら従業員も養われているものと思いますが、お客さんの立場としたらそんなことは気にせず、美味しい純米酒を探してみてほしいなと思います。実際、それほど値段は変わらないし、味とか作られる工程とか二日酔いの具合とか考えたら、純米酒の方が断然お得です。お酒はお米と麹と水さえあればできます。だから、本来誰にでもできるもので、実際各家庭で作っていたものだと思います。それが、お米の違い、水の違い、環境の違い、菌の違い、技術の違いで、実に様々な味になります。おもしろいなと思います。醸造アルコールの味が日本酒の味だと思っている人も多いのではないかと思いますが、そうではありません。日本酒が好きな方には、米と米麹と水だけで醸した純米酒たちの、その多様な世界を楽しんで欲しいなと思います。
 
区の忘年会

 冬の職場、黒澤酒造の忘年会と、僕らの住んでいる区(行政区)の忘年会が立て続けにありました。区では、僕は今年度から「分館長」という役職で、忘年会は分館の行事ということなので、幹事をやりました。何かの幹事とか、これまでほとんどやったことがなく、むしろ避けてきたポジションなので何から何まで分からず、緊張もしましたが、前の分館長で先輩有機農家のSさんにも助けてもらいながらやって、無事終わって良かったです。うちの区は十数戸しかない、佐久穂町でも上位に来る小さい区。外部から来た人も多く、僕らもすんなり受け入れてもらっている気がします。今回の会も和気あいあいと楽しかったです。もちろん全戸が参加というわけにはいきませんが、参加してくれたところは大体夫婦で参加か夫婦とその親で参加、という感じでした。うちも夫婦と、下の子花野ちゃん(2歳5か月)を伴って参加。花野ちゃんも、送迎のバスの中からすごく楽しそうで、その後会場に着いてからも終始おしゃべりしていました。宿泊もやっている温泉施設が会場だったので、大きなお風呂に入れたのも楽しかったと思います。僕らの区には、他にも僕らと同年代の夫婦などもいますがまだ子どもはいないので、うちの葉菜ちゃん(5歳)と花野ちゃんと同じような、小さい子はいません。小学生もいません。なので、今回は子どもは花野ちゃんだけでしたが、なんだかとても楽しめたようでよかったです。ちなみに葉菜ちゃんは幼稚園で12月のお誕生日会があって、そちらに行きたいということで今回は行きませんでした。
 会全体を通して一つ印象的だったのは、ほとんど料理が残らなかったこと。用意された料理の量がやや控えめだったこともあるのでしょうが、若い人はともかくおじいさんもおばあさんもよく食べていました。お酒が入るとほとんど食べない人も多いし、飲み会の食べ物は残る、というのが良く見る光景なのですが、この会はほとんどお皿がきれいになっていました。僕は食いしん坊でもあるし、出されて、よほど苦手なものでなければ必ず食べます。場合によっては他の人のものでも食べます。そして食べ物が残る様を目にするのは食べ物軽視の世の中の思想を見るようで、苦しくなります。だから、食べ物がきれいに片づけられるのを見るのは嬉しくなります。現在、食べ物にせよお酒のような飲み物にせよ、ものすごく簡単に手に入るので、そこに敬意を払うことはとても難しいように思います。どこかの大食い競争で食べられる食べ物も、学生の飲み会で一気飲みに使われるお酒も、他の全てのものに支えられて育てられた生き物たちからできています。その食べ物と世界とか宇宙とのつながり、その食べ物と自分とのつながりといったものを想像できないことは、その想像できない人を含めた全ての人や命にとって悲しいことだと思いますが、今のこの世の中においてはそこに思いが巡らないのは自然なことかと思います。
 お金を出せば食べ物が簡単に手に入るというのはとてもありがたいことだと思います。そのありがたさを、もっとしっかり見なくてはいけないような気がします。それが例え想像しにくいものだとしても、少しでも想像してみることが大事だと思います。想像しやすかったり感謝しやすかったりするものを選んで買うのも大切なことだと思います。食べ物を大切にすることは、自分を大切にすることです。  健
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