ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 196号

ひとつぶ便り 196号(2014年12月19日便)
 いつもありがとうございます。16日は、皆さんにお届けするお餅を作っていましたが、昼前から雪がどんどん強くなり、みるみる積もりました。道路にもそれなりに厚く積もり、運転も恐かったです。夜も降り続いたらどうなるかと思いましたが、夜になって止んでくれました。このあたりは例年、12月にこれ程積もることはないので、ちょっとびっくりです。2月の道路状況って感じです。そして翌17日はとんでもなく寒い!昼間も温度が上がらず、一日寒かったです。
 冬の仕事、酒蔵の方は少し人手不足なので、なかなか休めません。16日はお餅作りだったのでできれば朝から休みがもらいたいところでしたがそうもいかず、朝の仕込みだけやって10時に帰ってきました。今年は去年より色々わかってきたし会社の人たちとも馴染んできたし、より楽しくやっていますが、ひたすら連勤なのは疲れます。自分の身心のケアが大切だなと感じます。

今回はお餅便

 16日にお米を蒸して機械でついて、17日に切って袋詰め、18日発送、という感じで皆さんの元に届いています。と、餅つきと言えば餅を蒸してつくこと、とたいていは考えると思いますが、もち米も僕らが今年育てたものなわけで、そこのところも心に留めてもらえると嬉しいです。食卓に加工品や料理が出てきたとき、加工した人や料理した人への敬意に比べ、その原材料である農産物等を育てた人への敬意が少ないのではないかな、と思うことが生活の中でよくあります。人だけでなく、そのものが育つ為には太陽も土も水も風も、虫も微生物も草も木も、あらゆる自然の関わりが必要です。食べ物を目の前に「いただきます」と言うとき、料理した人だけでなくその原材料であるものたちと、それを育てた全ての人や自然に意識を向けてみてください。楽しいです。
 目の前にあるものを深く、広く見ることができることは、幸せなことだと思います。ここにあるお餅は、お餅をついたときに初めて生まれたものではありません。今年4月に、お米の籾をまいたときに生まれたわけでもありません。お米の歴史、田んぼの歴史、農業・農村の歴史、様々な積み重ねがあって、そこにもち米があって、お餅があります。そこに、日本の歴史や世界の歴史、一粒のお米に関係の無いものは一つもありません。お餅も、野菜も、人間も、同様です。時間の流れの中、空間の流れの中、独立して存在しているものは何もありません。全てが関わりあって、そこにあります。すごいことだなと思います。一粒のお米も、一人の人間も、奇跡だなと思います。
 と、色々書きましたが、大切に育てたお米から作った玄米のお餅です。雪の降る中、薪の火でお米を蒸しました。今回も美味しくできました。お楽しみください!

選挙のこと
 自民党の圧勝はとても残念です。既に解釈によって変えているとも言えますが、憲法、変えないで欲しいです。突然の解散と総選挙で、野党や小さい勢力には一切準備をさせず、投票率は下げさせ、結果、自民党の一人勝ち。全て安倍さんと自民党の思惑通りに進んでしまった選挙だと思います。民主主義ってなんですか?そして、「自分たちが政権を運営し続ければうまくやれる」「憲法を変えれば全てうまくいく」というような考えは、大きく間違っていると思います。集団的自衛権や秘密保護法のことにしろ原発の再稼働にしろ、安倍政権はこの国を滅ぼそうとしているようにすら僕には見えます。でも彼らはこれでうまくいくと思っているんですね。現在福島の壊れた原発の中で作業している人、これから具体的に戦争をするということになったとき戦争に行く人、それはお金がなかったり身寄りがない上に、他に仕事の無い人たちだと思います。そういう人たちをどんどん増やそうというのが安倍さんと仲間たちのやろうとしていることだと思います。お金持ちや優秀な人間だけが幸せに生きる権利があり、貧乏人や無能な人間はお金持ちたちの為にのみ働けばいい、という思想がそこには見えます。でも、それは間違いです。そんなやり方で、お金持ちたちもまた、幸せになどなれません。
 と、書いていて、これは別に安倍さんと仲間たちだけのことでは全くないことが見えてきます。浮かぶのは、日本のような「先進国」と「後進国」とか「発展途上国」と呼ばれる国との関係。先進国は後進国から不当に労働力や資源を搾り取り、自分たちを潤わせようとします。自分たちだけ幸せになろうと。この時、後進国は被害者で先進国は加害者、という構図がまず目に入るわけですが、先進国がその結果、幸せになれるかというとそうではなく、先進国もまた苦しみます。この時、先進国は、先進国自身の被害者である気がします。先進国=日本です。この国は食べられる食べ物を捨て、周りの国から例えば食料を買い漁り、さらに捨てまくっている国です。その結果、どこへ行っても食べたいものを買って食べ、平気で食べ残すことができます。これ以上ないくらい贅を尽くしている僕たちは、その結果、幸せなのですか?僕らが住んでいるのは1年に3万人が自殺する国です。
 例えば幸せの為に、それを良かれと思ってやっているのに、完全に間違っているということが、世の中にすごく多いのではないかと思います。「自分(たち)は特別」とか「日本人は優秀」みたいな選民意識とか、差別意識とか、多かれ少なかれ日常でも聞きますが、その先に絶対に幸せはありません。それぞれがそれぞれ関わり合ってここにいるということ、僕らが知るべきはそれだと思います。

娘たちのこと
 葉菜(はな・5歳)ちゃんと花野(かや・2歳5か月)ちゃんは家では2人でよく遊んでいます。子どもたちだけで遊んでいてくれるので、僕らも仕事に専念できたりします。僕は現在、朝、子ども達が起きる前に酒蔵へ出勤して、午後5時過ぎに帰ってくるのが平常。なので、昼間のことは見てはいませんが、帰ってくると2人でキャッキャ言いながら遊んでいたりします。お絵かきをしていることも多いです。当然ながらケンカとか言い合いもよくしていますが、とても仲良しです。最近は花野ちゃんが寝起きなどで機嫌が悪い時、葉菜ちゃんが「お姉ちゃんがいるから大丈夫だよ~♪(作詞作曲葉菜ちゃん)」と歌いながらなだめてくれます。これが結構有効で、花野ちゃんが結構落ち着きます。僕やゆっこさんが何を言ってもダメな時でも。素晴らしい。
 葉菜ちゃんは近頃、平仮名を書きこなし、読むのも結構すらすらできるようになってきました。最近は迷路も好きで、僕が書いた簡単な迷路を解いて遊んでいます。昔、僕が迷路ばかり書いていた時期があったのを、葉菜ちゃんと遊んでいて思い出しました。幼い日の自分に出会えるのも楽しいです。    健
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