ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 214号

今日もお越しいただきありがとうございます。

先週のひとつぶ便りです。どうぞ~。

ひとつぶ便り 214号(2015年7月31日便)
 いつもありがとうございます。おかげ様で今日も生きています。
 僕らの住んでいるあたりも昼間は毎日すごい暑さです。でも夕方から朝にかけてはだいぶ涼しいので、その時間帯はとても快適。今これを書いているのも夜なので、とても涼しくて気持ちがいいです。とてもありがたい。農作業も朝と夕方がやりやすいです。僕らが住んでいるのは八ヶ岳の東斜面、標高は1000メートル近くあります。借りている畑はどこもそう日当たりが良くないので、朝、畑全体に日が当たるまで時間がかかったり、午後3時頃には全て日陰に入ったりもします。基本的には畑も日当たりが良い方がいいのですが、こういう日差しがとても強い時期は、野菜にとっても人にとっても日当たりが悪いというのがいい場合もあるようです。土の過度な乾燥を防いでくれるということがあるだろうし、農作業的にもすごく助かります。30℃を超える最近の昼間でも、木陰など日陰になる部分はかなり涼しいです。

今週の野菜セット
 トマトが一斉に赤くなって、たくさん入ります!野菜セットも夏真っ盛りです。この時期、野菜はどうしても余りがちになるので、贈り物などにもご利用して頂けたら嬉しいです。周りに野菜がとても好きそうな方がいらしたら是非ご紹介ください(笑)。
 トマト、ミニトマト、ズッキーニ、なす、ジャガイモ、などなどそれぞれ、同じ野菜でも一種類だけでなく複数の品種をやっています。リスクの分散などの意味もありますが、主な理由は楽しいから。色々やってみたいから。色々食べてみたいから。色々な種類があって、それぞれ特徴があります。味も色も形も異なります。本来、野菜はとても多彩なものです。海外にも日本にも、土地ごと、あるいは農家ごと、実に多彩な種類の野菜があります。種は交雑したり、選抜されたりしていく中でどんどん変化していきます。現在は多くがF₁(エフワン)(雑種第一代)と呼ばれる、大企業の種会社が交配した種を、ほとんどの農家さんが使っているし、それが育ったものが世の中に出回っているほとんどの野菜です。僕らもそういう種に頼らざるを得ない部分もあって、使ってもいますが、トマトやミニトマト、ナス、秋冬のカブ、大根、南瓜などはF₁を使っていません。交配種ではないものを「固定種」と呼びますが、うちは固定種の割合が高い農園かと思います。埼玉のオーガニック種屋さん「たねの森」、松本に研究農場がある「自然農法センター」、松本の小さい種屋さん「つる新」、などで、伝統的な固定種や、より原始的な方法で育成された品種を購入しています。トマトなどは、そういうところの種を、自分たちで種をとって、使っています。なかなか手間なので難しい部分もありますが、自家採種も増やしていきたいなと思っています。
 市場に出回る野菜に求められるのはまず、見た目がきれいで生育が揃っていること。味とか人の健康とか、環境のことなどは二の次です。そういう野菜しか出回らないような仕組みになっています。
 
最近の食卓
ゆっこさんのつわりは未だ辛そうな時も多いですが、ピークは過ぎたかなといったところで、簡単な農作業とか、毎日の家事全般はだいぶできるようになってきました。料理もだいぶ作れるようになってきて、毎日美味しい料理を作ってくれています。お米は依然として受け付けず、イタリア料理は美味しく食べられる、という状況。このタイミングでトマトができてきて良かったなと思います。普段は食べ物を買うこと自体、あまりしない我が家ですが、今は食べられるものが限定されているのでチーズとかオリーブオイルとか、バルサミコ酢とか、そういうのは容赦なく買ってきて料理に使っています。僕はもちろん和食でもなんでもどんと来いですが、美味しいイタリアンが食べられるのも嬉しいです。ゆっこさんは普段本を見ながら料理、なんてあまりしない方ですが、食べられるものが限られている状況なので、図書館でイタリア料理の本など借りてきて、色々やっています。ズッキーニとかナスとかトマトとか、最高に美味しいものがあるのがほんと嬉しい。
そして、こうして食べていて思うのはイタリアも食生活が豊かなのだな、ということ。野菜も色々採れる、気候的にも恵まれた土地なのでしょう。採れるものが少ない中で発達した食文化、例えばドイツのソーセージのような、そういうものもすごく素敵だなと思いますが、イタリアのように恵まれた土地で生まれた華やかさはまたすごいものだなと思います。どちらにせよ、「そこで採れるものを食べる」ということしか出来なかった時に、その中でなんとか美味しいものを食べようと工夫してきた人間たちの努力。驚かされます。心躍ります。日本の穀物と豆の使い方もすごいですよね。同じ材料で実に多彩なものを作っています。例えば大豆。大豆をまず豆として使い、納豆として使い、粉にひいてきな粉として使い、あるいは枝豆としてとって利用し、ずんだにしたりして、さらには味噌とか醤油とか、本当に多彩。僕が会津にいたとき、何かお祝い事と言えばお餅つき、という感じでしたが、納豆もち、きな粉もち、冷凍しておいた枝豆でずんだもち、みたいな、これ全部お米と豆じゃん、みたいなラインナップを目にしてちょっと感動したのを覚えています。

まぁそんな文化とは一線を画してうちは現在イタリアンな食卓です(笑)。うちで採れるお米と小麦と野菜だけでもイタリアっぽい料理は色々と作れると思うし、それは別にイタリアとか言わなくてもいいような気がしますが、パスタ用の小麦は日本ではすごく育てにくいようだし、現在のゆっこさんの主食はパスタなのでそれは外国から来たものを使わざるを得ません。普段からべつに厳格なわけではありませんが、なるべく自分たちで育てたものを食べたいと思っているし、それは無理してそうしているわけではないし、そこに楽しさもあります。今は状況が状況なので、買うものが普段よりも大幅に増えていますがそれはそれで楽しんでいるし、美味しい食卓です。買う時はオーガニックのパスタ等を選んでいます。買うのなら誠実に作られ、運ばれてきたものを買いたいです。

子どもたちのこと
 上の子、葉菜(はな)ちゃん(6歳)の幼稚園が夏休みに入ったので、葉菜ちゃんも毎日うちにいます。最近は何しろ暑いので、「フネ」という、うちでは苗土を混ぜるのに使う大きめの四角い容器に水を溜め、それをプールにして姉妹で遊んでいます。四角いし、プールとしては狭いし、プールというよりはお風呂みたいな感じですね。とても気持ちが良さそうです。ここのところ毎日やっています。2人とも肌が真っ黒に日焼けしてきました。家の中で外で、たくましく遊んでいます。               健
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