ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 217号

今日もお越しいただきありがとうございます。昨日はなんとも寒い一日だったので、今日は少し暖かくてほっとしました。まぁもうすっかり秋です。

では先週のひとつぶ便りです。

ひとつぶ便り 217号(2015年8月21日便)

 いつもありがとうございます。今月10日頃から秋の風が吹き始めていて、このところ曇りや雨の日は肌寒いくらいだし、晴れていても涼しい風が吹いています。今は夜ですが、窓は閉め切ってTシャツの上にジャージを着ています。虫の声も秋めいています。鈴虫とか馬追とか、鳴いています。静かな夜です、とか書こうと思ってちょっと耳を澄ませていたら、かなりにぎやかでした(笑)。虫の声、豪華なアンサンブルです。いい夜です。今夜も。

今週の野菜セット
 というわけで空気はすっかり秋めいていますがセットは相変わらず夏!のセットです。管理の問題とか畑が未熟だったりすること、天候の問題など、色々あって全て豊作というわけでもありませんが、トマトやナスなどは好調です。トマトは時々「昔のトマトの味がする」と言われます。何の要因かわかりませんが、美味しいのは確かです(笑)。品種、育て方、あと完熟だからというのもあると思います。ふつうにスーパーなどで売っているトマトは、流通に乗せることとか日持ちすることとか、そういうのがより重要になってくるので(それはそれですごく手間と労力を要するものだと思います)、かなり青い状態で出荷しているという話を聞きます。青い状態で収穫しても、追熟して色は赤くなりますが、味はのりません。うちのトマトは赤くなってから収穫しています。品種は、松本に農業試験場のある自然農法センターというところの「妙紅」と「南桜2号」。この2つは何年か自家採種しているものです。あと今年は、「たねの森」というオーガニック種屋さんの「クォーレ・ディ・ブエ・トマト」というのをやっています。
 どの野菜も、色々な品種があります。同じ野菜でもいろいろな種類のものを育てています。品種ごと、獲れたものの味も違うし、育ち方、例えばトマトであれば葉の形、茂り方、枝の伸び方、そういうのも色々と違います。

 ところである一本のナスの木に、鳥が巣を作っています(笑)。木と言ってももちろんかなり低いものなので、こんなのに作っていいのかと思うのですが、なんか作られています。ある日見たら巣のようなものがあって、なんだこれ、と思っていたら次の時には卵があって驚きました。近くに行けば親鳥は逃げてしまうので、何の鳥なのかまだわかっていませんが、ともあれちゃんと孵るといいなと思います。巣をつくる場所の選択を間違っていると思うのですが(笑)。ちなみに巣を作られているのはブラックビューティーという品種のナスの木。美味しい米ナス(ヘタが緑、実は紫)です。米ナスというのは「アメリカのナス」という意味で、ブラックビューティーはアメリカの伝統品種。日本ではだいぶ前に渡来したこの品種をもとに、現在色々な米ナスが作られているようです。油との相性がとてもよく、揚げたりするととろけるような美味しいナスです。ただ鳥の巣作りには向いていないと思います(笑)。他、丸ナス、青ナスなど色々とたくさん入ります。それぞれの違いと魅力をお楽しみください。

葉菜ちゃん、花野ちゃん、おなかちゃん
 8日から、ゆっこさんの両親と共に、山形(ゆっこさんのお母さんの実家)へ行っていた葉菜(はな)ちゃん(6歳)が、先週の13日に無事帰ってきました。出荷の日の夕方でした。プールに連れて行ってもらったり、いつもは食べないようなものを食べたり、みんなにちやほやされて、特に寂しい思いもせず、とても楽しい滞在だったようです。花野(かや)ちゃん(3歳)はこの間、葉菜ちゃんがいないのでやりたい放題な部分もありましたが、いつも一緒の葉菜ちゃんがいなくて、やはり寂しさは見えていて、再会をとても喜んでいました。これはもうお互いに喜んでいました。山形で、姉妹でお揃いの服を買ってもらったようで、帰ってきて早速2人でそれを着て、2人ではしゃいでいました。2人は髪の毛が強いくせ毛でもしゃもしゃしています。髪質は葉菜ちゃんはふわふわ、花野ちゃんは剛毛な感じですが、見た目は同じような髪型。そんな2人が揃いの服を着る様は、なんだかおもしろく、最高にかわいいです。
 ゆっこさんのお腹の中にいる通称「おなかちゃん」は順調に成長しているようです。5か月目突入かな。最近は少しゆっこさんが「動いている?」と感じることがあるようです。葉菜ちゃん、花野ちゃんも時々話しかけたりしています。2人が話しかけたり、楽しそうに遊んでいる声を聞くのは、おなかちゃんにとってとてもいいことだろうなぁと思います。ゆったり、気持ちよく、育ってほしいです。
 ゆっこさんのつわりはピーク時よりはだいぶマシになって、食べられるものはだいぶ広がりましたが、まだ続いてはいます。お米は依然として食べられません。最近はキムチ、豆腐、半熟卵、などが食べやすいもののようです。野菜だとキュウリとか、トマトとか。

消費と平和
 ところで、例えば今参議院でやっている戦争法案が、日本が直接的に戦争に加担できるようになる為のものだというのは明らかで、僕も反対ですが、現在、日本が戦争に加担していないのかと言えばそういうことでもありません。この70年、自衛隊の人たちが直接銃で人を殺すことがなかったとしても、僕たちが人を殺めることに加担していなかったか、今、していないかというとそういうことでもありません。僕ら日本人は世界中から食べ物や、水や、エネルギーを奪い、それを消費し、浪費しながら生きています。食べ物を奪ってきては棄てているわけですが、それをほとんどの人が想像すらしない、できないような現状。大きく間違っているように思います。デモとか、そういう場所に行くのも大切なことだと思いますが、そういう運動と、自分の生活を見直していく作業が、つながっていない人も多いように見えます。何を買って何を食べるのか、着るのか、そういう選択一つ一つが、搾取や貧困につながっていて、戦争にもつながっています。逆に、選択次第でより平和的な道を歩むこともできるということ。
 先日、友人が言っていましたが、そもそも、僕らは「消費」をするように教育されているようです。学校で。いえ、幼稚園とかからですね。生活に必要ではないもの、必要以上のもの、身の回りにどれだけあるでしょう。それもまた、世界から奪ってきた何かに違いありません。お金持ちが、権力者が、消費させ、お金を使う構造を作っているのだと思います。自分たちのためだけに。「現状に満足する」というのは、あまりいい言葉として使われませんが、そういう刷り込みがあるのだと思います。消費の基本は「現状に満足しない」ということだから。「今」をみじめなもの、つまらないものとするからこそ、何かを求めて「消費」に走る。この罠から抜け出すことが必要だと思います。「今」を、めいっぱい感じて、ここにある幸せを味わう。これは、今の大量消費社会の日本では時に「消費者」として、「社会人」として、実は非常に問題ある行為ですが、平和を生きる為には、この社会においての問題ある行為を重ねていく必要があるのだと思います。誰かから奪って消費し、奪われ消費されないために。           健
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