ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 223号

今日もお越しいただきありがとうございます。
先週末は神奈川まで行き、今週月、火曜日は稲刈りをしました。なかなか盛りだくさんな一週間。

先週のひとつぶ便りです。

ひとつぶ便り 223号(2015年10月2日便)
 いつもありがとうございます。このところだいぶ冷え込んできました。晴れても寒いです。先週の出荷の日(24日)、今シーズン初めてストーブを焚きました。8月半ばから涼しくなるのがここ数年の間ではだいぶ早い感じがして、残暑が厳しくない今年の秋ですが、ここへきてさらに一段と寒さが増したのを感じます。冬はマイナス20℃(年によってはそれ以上)まで下がっていくこの地域では、こんな寒さはもちろんまだまだ序の口ですが、季節の変わり目は寒さを感じやすいです。
うちはここのところみんな風邪気味でしたが、上の子、葉菜ちゃんは発熱もあって、うなされている夜がありました。割とすぐ熱も下がって、今は元気そうです。皆さんも風邪などお気をつけて。また、どんな人にも風邪をひいたら休める環境があるといいなと思います。なかなか今、そうではない人が多いと思いますが。風邪はひいたらきちんとひいて、体が治っていく力に委ねればいいのだと思っています。むしろ、風邪もその「治っていく力」の一環という認識です。体調が風邪に向かっているとき、悪い方へと向かっているようだけど、よくよく見れば治る方向へ進んでいるように感じます。きちんと症状が出ず、なんとなく具合が悪い状態が慢性的に続く、というような感じなのは不健康な状態だと思いますが、きちんと風邪をひくことは、ある意味「健康的」な気がします。自分とか、子どもとかを見ていて。

今週のお野菜
 秋の葉ものなど、だいぶ育ってきました。僕らも毎日美味しい野菜を食べています。春菊とかラディッシュとか生でむしゃむしゃ食べています(笑)。この時期は、僕らの地域は特にもうだいぶ涼しくなってくるので、草も伸びず、虫も病気もでにくく、野菜はより健康に育ちやすいです。健康な野菜は、美味しいです。よく「虫食いは有機の証」のようなことが言われたりしますが、健康な野菜はそれほど虫に食べられません。人間と虫の好みは違い、虫は不健康な、人間にとっては不味い野菜を好んで食べるものが多い。栄養のバランスが悪かったり、固かったりする土で育つなどすれば、不健康な野菜な野菜ができます。不健康な野菜は虫が好みます。なので、虫食いの多い野菜というのは少なくとも誇れるようなものではありません。主に土や自分たちの技術や自然を見る目の未熟さを物語るものです。
 農薬や化学肥料を用いる野菜の問題は、農薬などの危険性もさることながら、そもそもとても不健康野菜を作っているというところにもあると思います。虫に食べられやすい、病気にかかりやすい野菜を作って、それを薬品で抑えて見た目はきれい、という状態を保ったものが、スーパーにならんでいます。薬品を用いないのなら、本来は穴だらけ、病気だらけの、見るも無残な野菜のはずです。大きさと見た目、求められるのはとにかくそこで、それを満たす野菜が売れるから、そういう野菜しか農協は買ってくれないから、農家はそれを作るしかありません。そこにも各農家の技術と、情熱と、多くの労働があって、そこには深く敬意を抱きます。が、社会全体の方向性が間違っているから、それらの力を間違って利用されているように思います。
 土が健康ならば、野菜が健康ならば、虫にも病気にもやられにくいのです。農薬や化学肥料を使うか使わないかの違いに加えて、その野菜が実際に健康かどうか、というところは重要だと思います。僕たちが皆さんに時として穴だらけの野菜をお送りすることもありますが(すみません)、それでもスーパーで売っているきれいな野菜たちより健康かもしれません。見た目と大きさは、僕らにとってもとても重要ですが、それはあくまで健康的に育った結果としてのものです。

お腹の赤ちゃん
 ゆっこさんのお腹の中の通称「おなかちゃん」は順調に成長しているようです。先日の検査ではそれらしきものが確認されなかったので、今のところ女の子か、という感じ。3姉妹になるかな?まぁ、どちらでもいいですが。最近は外からでもお腹に触れると中でピョコピョコ動いているのがわかります。だいぶ育ってきました。現在400グラムくらいだそうで。
 今回のつわりは長いようで、まだ結構続いていましたが数日前にガラっとよくなった日があって、最近かなり調子が良さそうです。お米はまだほとんど食べられない、ということとはありますが、少し庭の手入れをしたり、マフィンを精力的に作ったり、見た目に元気になってきている感じです。

集落のお祭り
 毎年9月29日は僕らの住む柳沢地区のお祭りです。お祭りといっても盆踊りのようなことをするわけではなく、集落の小さなお宮(お稲荷さん)にお参りをして、そのあとみんなで食事と一杯飲む、というシンプルなもの。それぞれが一品を持ち寄る、という形式で、買ってきたものなどもありますが、素敵な手料理もたくさん並びます。むかしはどこもこういう形でやっていたのでしょうが、今は買ってきた方が楽、ということもあって、集落の寄り合いなどはどこのどういう集まりでもたいていは当番の人が全て準備するのが一般的だと思います。でもこの会は違って、とてもいいなと思います。この「お祭り」は、4月15日と9月29日、と日付が決まっていて、曜日を問わずその日に行われます。野菜や酪農の農家が多く、土日ではなくても大丈夫なので、未だに日付を固定してやっているようです。
 うちはこの日は大体家族4人で行きます。今回も4人で行きました。あまり子ども達に普段食べさせていないようなものもあって少し心配なところはあるものの、子ども達自身も楽しめるし、他の人たちも子ども達がいるだけで喜んでくれていると思います。今この集落には、小さい子どもはうちの子が2人と、小学校6年生の子が1人だけ。他の家でも生まれないかなと期待したりもします。見込みがないわけでもないし。
 今回も楽しい会でした。ずるずる長引くこともなくて、それもいいなと思っています。
ピッピ
 図書館で借りてきたリンドグレーンの『ピッピ 船にのる』も読み終わって、ピッピ三部作を全て読み終わりました。まず僕の両親が実家からうちに持ってきてくれたのが3作めだったので、3→1→2の順番で読みました。どれもとても素敵でした。主に葉菜(はな)ちゃん(6歳)と一緒に読みました。世界一強い女の子ピッピと、トミーとアンニカの兄妹が主な登場人物ですが、一般社会の中では極めて破天荒なピッピと遊ぶことを一切さえぎる様子がないトミーとアンニカのお母さん(セッテルグレーン夫人)が、実はものすごく素敵な気がします。登場することは少ないですが、『ピッピ 南の島へ』で他の人たちにピッピへの信頼を語るシーンがとても好きです。リンドグレーンの作品はこれまでにいくつか読みましたが、どれも素敵です。子ども達にも是非こういう感性に触れてほしいな、と思う作家さんです。健
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hitotsubufarm.blog.fc2.com/tb.php/255-baff5b0e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad