ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 236号

お久しぶりです!今シーズンも野菜セットの出荷が始まりました!というわけで久々の更新です。
この「ひとつぶ便り」は、毎週の野菜セットの出荷に入れている通信です。ここのブログに上げているのはそのバックナンバー。野菜セットは金曜日着で毎週やっているので、土曜くらいにブログに載せられたらいいなと思います。無理はしないのでなかなか載らないときもあると思います。

では今シーズン最初のひとつぶ便り!出産のときの話で紙が埋まったので内容はほぼそれだけでございます。


ひとつぶ便り 236号(2016年5月13日便)
 お久しぶりです!こうしてまた皆さんにお野菜を送れることを本当に嬉しく思います。僕らの住むこの場所は冬がとても長く、野菜をお届けできない期間がだいぶ長くなってしまいますが、この時期、連絡をして、楽しみに待っていたと言われることがすごく、励みになります。ありがとうございます。生かしてもらっています。
 例年どおり、最初は葉もの野菜中心のセットになります。僕らは基本的に野菜は自分たちで育てたものを食べていて、冬の間は保存しておいたジャガイモ、大根、漬物や、夏野菜を冷凍しておいたものなどが僕たちの食料です。お米、小麦も自分たちの分くらいは育てています。夏の華やかな食卓に比べ、冬は落ち着いた食卓。そして春になり、ふきのとう、うど、たらの芽など、山菜が出始めます。春の、本当に一時期しか食べられない味です。それで、あぁやっと春がきたなと感じ、そのあと、3月頃播いた葉物野菜たちが育ってきます。これがまた本当に嬉しいのです。今は一年中、どんな野菜も手に入れようと思えば簡単に手に入る時代ですが、こうして季節を感じながらものを食べる喜びは、代えがたいものがあります。時々勘違いされますが、生活においてやせ我慢とかはしていません(笑)。こういうのが楽しいから、こういう暮らしをしています。

3姉妹になりました!
 さて、2月の7日、3人目の子が産まれました!東御市民病院の院内助産所、「助産所とうみ」にて、午前5時30分頃、無事出てきました!女の子だったので、3姉妹です。名前は「はる」に。春の陽射し、春の空気、暖かさ、真冬の中で感じるそういうものを、僕としてはイメージしていました。ゆっこさんはゆっこさんでこの名前も候補にしていて、自然と夫婦で一致した感じでした。
 
 家族4人で、はるちゃん、当時はまだ「おなかちゃん」と呼ばれていたベイビーを迎えるとても素敵なお産でした。振り返っておきます。
 予定日は2月3日でした。「3人目だし早めに出てくるかな」と思っていて、1月産まれになるのではないかと思っていましたが、なかなか出てきませんでした。前駆陣痛のようなものは1月後半からはだいぶあって、1月29日の深夜、結構強めのやつがきたので車を飛ばして助産所へ(一時間強かかります)。しかし着いた頃には痛みがおさまり、助産師さんに診てもらってもまだのようだ、とのことで帰宅。この日はちなみにこのあたりでは数年に一度ある、「雨氷」という比較的珍しい天候の日。何かの具合で0℃以下になって落ちてきた雨が、地面や樹木、建物などに当たった衝撃で、急激に凍るという、なかなか厄介なものです。氷がすごく重く、よく樹々が折られます。路面は凍るし、窓ガラスは凍るし、恐ろしいものです。ちょうどそんな天気の夜に、妊婦を含む家族全員を載せて車を走らせるのはすごく緊張しました。ゆっくりゆっくり行きました。帰る頃は雪で、それはそれで怖かったですが、何事もなく帰れてよかったです。帰ったらちょうど酒蔵に出勤する時間で、それも大変でした(笑)。
 予定日の2月3日を過ぎましたがまだ出てきません。予定日から一週間過ぎると助産所では産めず、病院での誘発分娩になるということで、その期限が2月10日。どんなかたちで出てくるにせよ、命の尊さに違いなんてありませんが、望むお産のかたちがあるから僕らはこの助産所を選んでいるし、次女、花野(かや)ちゃんはここで産まれて、そのときも本当にいいお産だったので、またここでお産ができればいいなと、強く思っていました。
 
そして6日、朝、おしるしがあり、昼間もだいぶお腹が張っていて、ちょっといつもと様子が違いました。昼、助産所で診てもらう日だったので行って、まだ産まれるとかいう段階ではなかったので帰宅。そして日付が7日に変わった頃、いよいよ陣痛がやってきました!この日は天気もよく、道には雪もなく、道路もすいていて、順調に助産所に到着。助産所に着いたのは午前3時頃。長女、葉菜(はな)ちゃん(このとき6歳)と花野ちゃん(3歳)は車で寝ながら行きましたが着いたら割としっかり起きました。今回も花野ちゃんのときと同じく和室を選んで、畳に布団、という中でのお産です。部屋はいくつかあるのですが、花野ちゃんのときと同じ部屋でした。子どもたちも何度も一緒に行っているので、助産所は勝手知ったるところで、自分でそれぞれ本棚から本を物色し、おもちゃコーナーからぬいぐるみとおもちゃを持ち、お産部屋へ。
 で、助産師さんが2人ついてくれて、いよいよお産が始まりました。が、ゆっこさんがひぃひぃ言っているすぐ近くで葉菜ちゃんと花野ちゃんと僕は結構余裕ぶっこいていて(笑)、子どもたちが助産所の本棚から持ってきた『機関車トーマス大図鑑』を見ながら「へー、こんなのいるんだー」とかやっていました。その後破水があったりして、僕も手を握らせたりする台としてゆっこさんを応援しにいきましたが、子ども2人は依然としてトーマスなどに夢中。深夜なので普段は寝ている時間なのですが、元気で、とても余裕。自分の家だと言わんばかりのくつろぎぶり。花野ちゃんが産まれる時、当時3歳だった葉菜ちゃんはやたらとハイテンションで走り回ったり踊りまくって、そしてゆっこさんの飲む水を飲みまくっていましたが、今回は姉妹でふつうにくつろぐ展開。どうなるのかなと思っていましたが、こうなるものですか。ゆっこさんが必死でいきんでいても、子どもたちにとってたいしたことはないようです(笑)。
 お産はある程度ゆっくりだったようですが、すごく順調な印象でした。3回見た中で、いきみ方などがいちばん上手に見えました。無理なく、自然な陣痛の波に乗り、はるちゃんとしっかり力を合わせて進んでいった感じ。まぁ、このへんは僕は外から見ている人なのでわかりっこないところですが。助産所とうみでは、自由な体勢で産ませてくれます。フリースタイルバース、とか言われるやつ。分娩台には乗りません。で、花野ちゃんのときはクッションに背中をもたれる形で産みましたが、今回はゆっこさんは四つん這いでした。なんだかこのとき、これがいいと思ったようです。そして助産所到着から2時間半くらい過ぎた5時27分、出てきました!この時は子どもたちは助産師さんが声をかけてくれたのでしっかりいい位置で見ていて、2人とも口をあんぐり開けて、驚いた顔をしていました。2人とも同じような顔していました。赤ちゃん、へその緒、胎盤、そういうものを見ても、子どもたちは全然平気でした。すごく自然に、お産というものを受け入れていました。はるちゃんの産声を聞いた瞬間、僕は涙がこみ上げてきました。感動や喜びはもちろんあったけど、ここで涙が出たのは「共感」のようなものだった気がします。
 本当に本当に、すごく多くの素敵な縁が、奇跡が重なって、こんな素敵な場面に出会うことができました。ありがとう。というわけで5人家族になりました。また、よろしくお願いします!      健
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