ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 237号

お越しいただきありがとうございます。
今回のお便りは、読んだお客さんの一人から、「不快な思いをした」という旨のメッセージをもらって、これアップするのもやめておこうかと思いましたが、読み返したら僕の文章としては特に異常なわけではなくいたって平常運転で、これをアップしないとすれば他の全ても消さなきゃいけないということになるので、アップすることにしました。つまり平常運転で多くの人を不快にさせることが有り得る、ということなんですよね。反省するところ多いです。
例えば現在の社会で良いとされるものを悪い、と書くことがばかりなのだから、基本的に過激だし、読んでいる人が快いことばかりであるはずはないのですが、もっと自分の内面での処理の仕方を改善すれば、だいぶ表現も変わるんだろうし、伝わり方も違うんだろうなと思います。ただ不快にさせて、拒絶されて、というのでは、それこそ何やってるんだかわからないし。今すぐやれることがあるし、やっていこうと思います。

では先週のひとつぶ便りです。今シーズン、2本目。

ひとつぶ便り 237号(2016年5月20日便)
 いつもありがとうございます。今シーズンもよろしくお願いします!
 去年から今年にかけての冬がまずかなり暖かい気候でしたが、この春に入ってもその傾向は変わっていないようです。既に真夏のように感じる日があります。皆さんのところもさぞかし暑い日が多いことと思います。桜の開花時期など、農家が気にする自然の中の暦がありますが、今年はそういうのも1週間~2週間くらい早い感じ。かといって、自分たちのペースをそこまで早められるわけでもなく、ぼちぼちやっています。この時期は、野菜の種まき、植え付けなど畑の作業も目白押しだし、田んぼの準備(畦塗り、代かきなど)、稲の苗づくりなど田んぼの作業も色々とあります。かなり、作業の多い時期ではありますが、2月に産まれた、はるちゃんの体と心を最優先に、子どもたち、自分たちのことも大切にしながら日々暮らしています。
 ひとつぶ農園は始まってから7年が経ち、8年目に入りました。この社会で生きていくのに必要なスキルを、夫婦揃って最低限しか持っていないような僕らですが、皆さんや周りの支えがあってなんとかやっています。僕らは数ある農家、有機農家の中でも技術、経営力、持っているお金、全て最低の部類でしょうが、幸福度においてはあまり負けないような気がします。いや勝ち負けとかじゃありませんが。自分たちや周りのために、色々な能力、例えばお金を稼ぐ能力は持っているに越したことはないですが、幸せになる力は、それとはまた別の話だと思います。「自分は大丈夫だ」と思えるのは、何かを持っているからではなく、何かの能力を持っているからではなく、ただそう思えるから思える、ということ。日々、自分たちのダメさを思い知りますが、僕ら夫婦が目指している方向は間違っていない気がしています。

 今シーズンも野菜セットの出荷が始まりました。最初は葉物がどっさりの内容ですが、どうぞお楽しみください。新鮮な野菜のなかった冬を越え、野菜のある春がやってくるのはすごく、嬉しいです。

近況など

 近況報告を書こうと思うと、今年は色々と変化がある春なので、何から書いていいかという感じですが、まずは、2月7日に新しい命、はるちゃんがやってきました。先週の通信でお産の様子について詳しく書きましたが、僕らの住む家から1時間ほどのところにある院内助産所(病院の敷地内の別の建てものです)で、僕や長女・葉菜ちゃん(当時6歳)と花野ちゃん(3歳)が見守る中、無事生まれてきました!今回も素敵なお産でした。母子共に健康。
 そういえば、もう遠い過去のような気がしてほぼ忘れてますが(笑)、去年はつわりがすごかったんでしたね。ゆっこさん。お産直前までお米をほとんど受け付けない体でしたが、産んだ直後からもう大丈夫。その日のうちにおにぎりをたくさん食べていました。つわりってなんなんでしょうね。全くないという人もいれば、産む前まで吐き続けるような人も。色々なお母さんたちの話を聞いていると、これに関しては普段の食生活に気をつけているから、とかはあまり関係ないような気がします。
 それはともかく、はるちゃんはすくすく成長中です。はるちゃんが産まれたので我が家は葉菜(はな)ちゃん(7歳)、花野(かや)ちゃん(3歳。6月で4歳)、はるちゃん、の3姉妹になりました。まぁ何しろ赤ちゃんはかわいいですねぇ。1人目より2人目、2人目より3人目の方が放っておかれるという話も聞きますが、うちは3人目がいちばん手厚い感じです。泣く前の兆候とか、それは子どもが多くなればなるほどわかるようになるわけで、今までの経験のおかげで、はるちゃんに関してはだいぶそういうものが感じ取れるようになっています。はるちゃんは「あー」「うー」「あぐー」「ほげー」とか色々な音を駆使して僕らに伝えてきます。よく喋ります。泣かないとわかってくれないのであれば泣くしかないけど、その前にも結構伝えようとしているものなんですね。
 基本的にゆっこさんが家か家の周りにいて、はるちゃんを見ていますが、ゆっこさんの方が得意な鉢上げなどの作業の場合、僕が抱っこしてゆっこさんが作業にいく、みたいなときもあります。2人で農作業、というのはまず基本的にできません。葉菜ちゃんは最近、抱っこもできるようになってたまに抱っこしてくれるし、花野ちゃんはだいぶ荒っぽいですがよく可愛がっています。

 長女、葉菜ちゃんは今月7歳になりました。今年から小学生です。毎日通っています。葉菜ちゃんの通う小学校は、3つの小学校が合併してできた、開校2年目の新しいところです。今年の1年生は1クラス26~27人で3クラスあります。今までこの八千穂地域の子どもたちが通っていた小学校よりもかなり遠くなったため、通学のためのバスがありますが、僕らの住む地域は朝7時にバスが出発します。その時間に間に合うように朝起きて、家を出なければならず、帰りもバスの事情からというのもあって、1年生なのに毎日5時間まで授業があります。行きはバス停まで車で送っていきますが、歩くのもいいことだと思うので、返りは40分くらいかけてバス停から歩いて帰ってきます。で、家に帰ってくるのが大体午後4時20分頃。すごい拘束時間。これが、なぜか強制力のあるものとして、当たり前にある社会、どうかしているのではないかと思います。もっと大切なこといっぱいあるのでは?と思います。
 入学式のとき、葉菜ちゃんたち一年生はまず、教室で「ありがとうございました」と、入学式で言う練習をしていました。言わされる練習を、させられていました。その光景を見て、あまりの気持ち悪さに、ゆっこさんは涙していました。もちろん先生たち一人一人に何ら悪気はないだろうし、それに疑問を持つ親も、僕らの他にはたぶん、誰もいないのではないかと思います。それもまた悲しいことですが、これがこの社会の間違ったあり方だと思います。「お前たちに選ぶ権利はない」「子どもは大人に従え」と、はっきりと教えられているわけです。あと、心にもないことを言っていい、ということを教えてもいる。全体のために自分の心と身体を犠牲にして生きる、それが大切だと言われる社会において、このようなことに疑問を持つこと自体が間違っている、と、いうことになるのでしょうが、それぞれが自分を大切にできない国、社会、家族、そういうのはことごとく、不幸な者しか生みません。今の日本は、そういう国ではないのですか?
 葉菜ちゃんは何かを覚えるのは大好きだし、それなりに楽しく通っていて慣れてもきましたが、慣れていいのか、という気もしてしまいます。最初だから、というのもありますが、実際ものすごいストレスの中で通っています。どうすればいいのかわからないところが多いですが、親である僕らができることはたくさんあるし、何よりまず、丁寧に日々を生きていくことが、より重要になると感じます。    健
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