ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 253号

いつもありがとうございます。今日は一日雨でした。連れ合いと子どもたちは出かけて、僕は家でのんびりしてました。

では、先週のひとつぶ便りです。『カンタ!ティモール』の上映会やりました。たくさん人来てくれて嬉しかったです。次回の映画はアフガニスタンで人々の命のために働き、生きている中村哲さんのドキュメンタリー映画を11月12日にやる予定です。場所は佐久穂町の茂来館。この哲さんのドキュメンタリーがつい先日NHK(教育)であって、うちはテレビがないので録画してもらったものを見ましたが、とても良かったです。今度やる映画と同じ制作会社と監督なので、内容はかなり重複していて、かつ最新情報も入っているのでこっち流したい気もするようなものです(笑)。今月17日(土)の午前0時00分(金曜の深夜)に再放送するらしいので、興味ある方は是非ご覧ください。

ひとつぶ便り 253号(2016年9月9日便)

 いつもありがとうございます。9月に入りましたがこちらも連日暑いです。例年より明らかに暑いです。巷では野菜がよくできているそうですが、うちはなんだかそうでもなくて、暑さにだいぶやられている感じです。秋収穫予定だったキャベツ、ブロッコリーなどほぼ全滅、8月半ばに播いた大根も全滅、みたいな惨憺たる有り様です。特に今までとやり方を変えたわけではないし、日陰だけ生き残っているところも多いので、主に暑さのせいだと思います。まぁ、かなりショックだし厳しい状況ですがまぁそれはそれとして、やることやっていくしかありません。播き直せるものはまた播いたりしています。
自然が相手だから全て思い通りに、なんてことはどこまでいっても無いと思いますが、自然をきちんと見られる目を養うこともまた、どこまでもやっていけるものだと思います。「目からウロコ」という言葉がありますが、ウロコを被せているのはいつでも自分。目からウロコを落ちる、というのは見事な表現だなぁ。それは何かの能力を開発する、というよりは、もともとあった力を取り戻す、というニュアンスを感じます。赤ちゃんのときには誰もが持っていた、ウロコの張り付いていない目の力を。そもそもウロコが張り付いていることに、気が付くことが一歩だなと思います。あらゆる面で僕の目にはウロコは付いているし、少しでもそこから自由になれるなら、世界はきっともっともっと美しく見えます。土の上、土の下の世界を、そのまま見通せる目が、感じ取れる力が、欲しいです。既に持っているのだろうけど、その使い方を僕や多くの人が忘れています。

『カンタ!ティモール』上映会やりました。
9月4日(日)に、僕らの住む佐久穂町の茂来館(図書館とかも併設された大きい公民館)にて、映画『カンタ!ティモール』の上映会をやりました。僕ら夫婦と、近くに住む親しい友人(3児の母)による企画。友人、知り合い、色々な人に手伝ってもらって実現しました。この映画は「日本が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモールの闘いをとりあげた、国内初の長編」。国民の3分の1が命を落とし、ほとんどの人たちが家族を失い、女性は日常的にレイプされる、そんな悲劇的な状況を生き抜いた人々の言葉が、笑顔が、歌が、心の奥底に響いてくる映画です。これ、今回の感想を見ていても、観た人の多くが本当に深く深く感動し、観てよかったと思う映画なのだけど、観るところまでもっていくのが難しい、というところがあります。ものすごくおススメなのだけど、どうすすめていいかがわからない、みたいな。映画の持つ視点が広く、そして深いから、この映画の持つ魅力のうち、どの部分も勧められるし、どこかだけ勧めるというのも難しいというところかなと思います。他にも色々、ドキュメンタリーでいい映画はたくさんあるし、それほど多く見ているわけでもありませんが、僕が今これ以上にすすめたい作品はありません。自主上映によってしか見られないので、近くでやっていたら、是非お出かけください。自分たちで上映会をやるのも比較的簡単にしてくれてあります。今回、僕らは初めてやった上に、特にそれほどがんばってもいないし(笑)、誰かをやたらがんばらせてもいないと思いますが、赤字を出さずにできました。上映会やるのもおススメです。まぁ、とにかくおススメです!(笑)
今回は午前中が上映会、お昼を挟んで午後が座談会、という流れでした。友人がランチを出してくれて、また別の友人が東ティモールのオーガニック&フェアトレードコーヒーの出店もしてくれました。こういう自主上映会を佐久穂町でやる、というのはかなり珍しい試みのようで、だからこそ僕らもやりたかったところがあります。ドキュメンタリー映画などの自主上映会、御代田とか上田がこのあたりだとよくやってくれます。例えば鎌仲ひとみ監督の映画ができた、となるとまず御代田のお母さんたちが上映会をやってくれます。監督も来てくれるのが恒例で、僕らも上映会があれば足を運びます。お隣の佐久市も時々何かやっているし、『カンタ!ティモール』も7月に佐久で友人たちがやっていました。反対隣の小海町も、時々何か、上映会などやっています。佐久穂町も色々と何かしらイベントごとはあって、地有機農家を含め色々がんばってくれている人たちがいますが、なんというか、僕ら好みのイベントが少ない。これ楽しそう、と思う上映会なりイベントは、大体よその市か町でやっている印象。まぁ佐久穂町に無いなら無いで、自分たちがやってみようという思いもあって、今回の上映会をやってみました。
こういう上映会が今まであまり無かったのは、そういうことに興味がある人が少ないからだと思ったし、東ティモールに起こった悲劇は知っている人も少ないことなので、「佐久市なら人は集まっても、佐久穂だと集まらないだろう」と思っていたのですが、上映会をやった視聴覚室がいっぱいになるほど来てくれました。前売りが20人弱の売れ行きで、当日は2~3人来ればいいか、と思っていたら意外や意外、当日券でも前売りと同じくらいの人が来てくれて、40人近くの人が見てくれました。前売りは僕らの友だちが多かったので、比較的若い人が多かったのですが、当日はどこかで情報を聞きつけたおじいさん、おばあさん世代が多かったです。もともと企画する前に、「自分たち2人しか来なくてもやろう」と僕ら夫婦で話していて、それでも意味はあることだという思いはあったし、数の大小が成功とは関係ない、という思いもあったので、あまり人が集まらなくても気にはするところではありませんでしたが(お金の問題はある)、実際にたくさん集まってくれたら、それは嬉しかったです。受付や託児のスタッフ(ボランティア)も、快く受けてくれた人がたくさんいて、それも嬉しかったです。託児スタッフの手厚さが素晴らしい会でもありました。
午後の座談会にも20名ほど残って、この映画のスチール写真担当で、監督の兄である直井保彦さんを囲んでの会でした。そこにいる一人一人が心からの言葉を紡ぐ、素敵な場になりました。映画上映だけでなく、それを観た感想や思いを共有する場こそむしろ望むものだったので、そういう場ができてよかったです。他の人の言葉の中で、色々と「はっ」とさせられるようなものがありました。
こういう、平和を主なテーマとした小さな映画上映会や、学習会などをやっていきたいと思っています。今回はその第一歩。今僕らがこの場所で何ができるのか、知り、考え、行動していく為の場をつくりたいなと思って、まずやってみました。次回の映画上映は11月12日(土)の予定。上映するのは『アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く』という映画で、アフガニスタンで人の命の為に働く医師、中村哲さんが現地の人たちと協力して、今まで様々な事情で難しかった、大規模な水路を作っていく様子を記録したもの。その他にも近々、実際に沖縄の高江に行った友人たちと沖縄の勉強会なども企画中。
丁寧に日々を生きること、お金の行く先を知って使い方を考えること、知ること、物事を深く見る力や優しさや愛を養うこと、「本物」に触れること、人と人が集うこと、僕らが暮らしの中で、平和の為にやっていけることが無数にあると思います。「何ができるのか」、問うことそのものも行動の一つです。健
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hitotsubufarm.blog.fc2.com/tb.php/285-8186bf57
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad