ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 255号

いつもありがとうございます。雨、すごい降りますね。今夜も強い雨降ってる!
こんなに降るのも珍しいですほんと。稲刈りしたいわ。晴れ間が本当に有り難い今日この頃です。

では、先週のひとつぶ便りです。葉菜ちゃんの運動会の日(17日)が、雨の続く直前だったなぁ。ちなみに時々書いておいた方がいいのかもしれませんが「ひとつぶ便り」というのは僕らの農園の野菜セットに入るお便りのことです。A4の裏表で書いてます。これはそのコピペ。それに、ゆっこさんが当日書くお野菜の詳細、レシピ、子どもたちの近況、などがかわいい絵と共に、別に1枚つきます。

ひとつぶ便り 256号(2016年9月23日便)

 いつもありがとうございます。台風16号の影響で、こちらもだいぶ雨が降っていました。というかこれを書いている今(21日)夜もまだ霧雨のような状態で、完全にやんでいません。僕らのあたりはそれでも被害などかなり少なかったほうだと思いますが(長野県も避難勧告が出た場所もあります)、こんなに何日も雨が降り続く、というのは経験がありません。このあと何かしら影響が出てくるかもしれませんが、今のところ野菜たちも大丈夫そうです。台風の影響がなくても既に今年はうちの秋野菜が壊滅的な状況なので、台風のダメージが少ないといいなと思います。僕らの住んでいる佐久地域は全国的に見ても良く晴れるところのようで、佐久穂町のホームページにも長い日照時間のことが書いてあります。この一週間はほとんど晴れ間が無かったのですが、この地域ではかなり珍しいことだと思います。一年を通じて良く晴れるし、空気は乾いていて、土もどちらかと言うと乾きすぎで悩まされることの方が多いのですが、今年はそうではありません。今は完全に過湿。(追記:出荷の22日もかなり降ってます。)

葉菜ちゃんの運動会
 先週の土曜日、17日が葉菜(はな)ちゃんの通う小学校の運動会でした。葉菜ちゃんの通っていた「森のようちえん ちいろば」では特に運動会をやってはいなかったので、初めてのこと。練習も色々がんばっていたようです。この日も雨マークがついていましたが、終わった直後に夕立みたいな雨が降っただけだったので、運動会自体は何も問題なくやっていました。僕らは主役の葉菜ちゃん以外の4人で見に行きました。近くに住むゆっこさんのお父さんもカメラを持って来てくれました。2年生に親しい友人がいるので、主にそこの家族と一緒にいて、花野ちゃん(4歳)も、時々退屈しながらも他の小さい子たちと遊んだりしながら、割と楽しそうにしていました。
 葉菜ちゃんの主な出番は徒競走と、ダンス+玉入れ、綱引き、といったところ。かけっこのことをこのあたりでは「とびっくら」というのを初めて知りました。それはさておき、葉菜ちゃんはリレーの選手になるほど足は速くないようですが、一緒に走った子たちの中では断トツで速く、あまり本気で走っている感じでもなく1位になっていました。こちらとしては特に順位はどうでもいいですが、楽しそうに走っていたし、やっぱり1位は嬉しそうでした。それはいいとして、どうしても勝者と敗者が出るものですが、足の速さが自分の価値だなんて、どんな子にも思って欲しくないなと思います。勝てば喜ばれ、負ければ「残念だったね」と言われたら、子どもも大人も、気にしないことなんてできないと思います。体が強いとか、努力するとか、がんばるとか、それができることは素敵なことですが、できないことがみじめなことだとは、誰も思わないで欲しいなと思います。誰よりも他人や兄弟姉妹に優しくできるような子が、足が遅くて運動会ではいつもビリで、傷つくなんてことが、ないといいのにと心から思います。テストの点数とか、陸上競技のタイムとか、分かりやすい数字によって人の価値が測られるなんてことが、ないといいのになと思います。勉強ができなくても、運動が苦手でも、全ての子も大人も、認められるべき存在です。そして、勉強より運動より、もっと大切なことがいっぱいある、ということを思います。そういうものは、数字で評価できるものじゃないからわかりにくいものだし、自分の中できちんと捉えることすら難しかったりするけど、例えば優しさ、思いやり、その一瞬を楽しむ力、物事を深く洞察する力、正直であること、素直さ、といったものを育てること、大切に守ること、何より重要なことだと思います。それは、誰のもとにもあるけど、日々育てたり、触れていなければそれは見えないくらい小さかったりするし、自分の中で無視されたり、拒絶されている場合だってあります。自分の経験上、学校で、ただ優しい子が勉強ができる子と同じくらい評価されていた記憶はありません。たぶんそれは小学校から中学校、高校と、大きくなればなるほどに顕著になります。好きな先生は何人もいたし、大好きな先生もいたし、今も昔も生徒を心から大切に思っている先生は多いと思いますが、あまりに忙しいし、政府とか文科省の人たちは、現場の先生や子どもたちを大切に思っているとは思えません。そして、子どもたちを従順で勤勉な労働者に育てようとはしても、優しい人に育てよう、という気はほとんどないと思います。子どもも大人も全ての人が、価値ある人間になろうとしないで欲しいなと思います。誰にも、既に最高の価値があり、それは能力に左右されるようなものではありません。
 
 運動会の話でしたか。まぁ僕は色んな競技やら踊りやらを見て結構楽しんでいました。葉菜ちゃんは玉入れと踊りがセット、みたいな競技で踊っていましたが、腰の動きが他の子とは全く違ってダイナミックでなかなかいい動きをしていました。僕とかのアフリカンダンスをよく見ているからかも。これも楽しそうにやっていました。
 葉菜ちゃんが登場しない種目も色々と見ていましたが、「やらされている」という感じがあると、ダンスってあんなにつまらなそうに見えるんだなぁと、ただやりたくてやっている人たちの中で踊っている者としては思わずにはいられませんでした。2年生のダンスなど、誰も楽しそうには見えなかったです。「もっとそこのその動き、楽しいのに!」みたいなもどかしさが常にありました。べつにそれがダンスでなくても、歌でも詩でも文章でも絵でもなんでもいいですが、それらは自分の普段開けない心を開いたり、ほぐしたり、普段出せない気持ちを表現したりするのにとても役立ちます。本来は。踊るのが好きな身としては、それぞれの子どもたちが「やらされている」感じがすごくするのは本当にもったいないなと思いました。

 葉菜ちゃんは、小学校の通い始めの頃の、「絶対行かなきゃ!」みたいなプレッシャーからはどこかの段階でかなり解放されて、とりあえずすごくよかったなと思っています。休みたいときは気軽に休んでいます。まぁそれでもストレスはかなりあるし、そのせいか3つ年下の花野ちゃんに意地悪ばかりしています。最も身近にいる人間の一人である僕にもできることは色々あるのでしょうが、なかなかうまいこといかないことも多く、日々反省しています。
 身近にいる人間として、今、そして今後も最もやるべきことはたぶん、愛情を伝えること。人によって愛情を感じるポイントは異なりますが、葉菜ちゃんは抱っこやハグが大好きで、そういうことでより愛情を感じるのではないかなと思います。それはなかなか難しいことだと思いますが、「もういりません」というくらい、僕ら夫婦や他の人たちから、愛情を受けて育って欲しいなと思います。葉菜ちゃんの場合は、他の何よりまず抱きしめることが重要なのかもと、この頃思います。             健
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hitotsubufarm.blog.fc2.com/tb.php/287-9e527575
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad