ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 269号

いつもありがとうございます。ここのところちょっと涼しいですね。朝夕は肌寒いです。
昨日、今日で田植えと追い植えと、終わりましたー!2日間、ずっと田んぼにいた感じで、全身がなんだかすごくいい感じに疲れております。では、先週のひとつぶ便りです。

ひとつぶ便り 269号(2017年6月2日便) いつもありがとうございます。3月中頃から徐々に種をまき、大切に育ててきた夏の実物たちを、どんどん植え付けているところです。種まきも順次しています。そういう、定植や種まきの作業は当然ながら必須のもので、それをしなければ何も収穫できないので、例えば草とりなどよりも優先されて、しかし草は伸びてくるのでそれもどこかでやらなければならず・・・という感じで、その他にもやりたいことが折り重なってたくさんあるようなこの時期です。そのあたりの適切な優先順位付けこそ、小さな有機農家の腕と言えるのかも、と思います。僕は超未熟ものです。そんなわけで毎日朝から晩まで働いていますが、誰かにやらされているものではないし、空の下、土の上でする仕事はそれだけで素敵です。また、何よりもまず自分を大切にすることが重要だし、それができなければ、自分の家族や周りの人たちを大切にできないと思うので、基本的に無理することはないようにやっています。土の上、土の中、そこで生きる全てのものたち、生きていない鉱物など、自分を含む全てのものに優しい農業や生き方がしたいです。
 今回も、葉物野菜がどっさりのセットです。今の家に住んでから、この家から歩いて5分くらいで行けるところに10枚の畑(もともとは田んぼ。棚田です。1枚は大体10a未満)を借りていますが、そのうちの1枚に、今回の野菜のほとんどが植わっています。色も大きさも、種類が様々植わっている畑は、なんだかとてもかわいいなと思います。色々な種類の野菜が混植されていると、そこに暮らす虫などの生き物も多様になるし、相性がいい作物同士が成長を促進しあうこともあるようだし、実益も色々とあります。ここの畑は僕らが使い始めて年数が浅いので、まだまだ「いい土」と感じられる畑でもないのですが、美味しい野菜が穫れていて、ありがたいです。今もとても美味しく、家族でもりもり食べていますが、草の力、生き物の力、僕ら人間の工夫等々により土が育ってくれば、野菜も毎年どんどん、もっと美味しくなるはずなので、それを楽しみにできれば末永くお付き合いください(笑)。表土を削り取ってでもいない限り、過去に化学的な農業をやっていて土の中や上の生き物が少なくなった、命の力が弱まった畑であっても、人が邪魔さえしなければ、そこにいる小さな生き物たちや草などの力によって徐々に土の物理性がよくなり、養分が整えられ、触れるだけでとても良い感じだと分かる土になっていくもののようです。ここよりも長く借りている別の畑は、年々信頼できる土になっているし、僕らの研修先だった織座農園の30年有機農業をしてきた畑の土は、触れるだけで、歩くだけで、気持ちのいい土です。
土は草や作物を育てますが、草や作物もまた、土を育てます。土に生える草の根が土を耕し、土の上は枯れて土に還っていきます。よくよく見ていけば、土と草、土と野菜は別のものではない、ということが見えてきます。野菜は土そのものであるし、土は野菜そのものです。僕ら人間も、土と分かれてはいません。土の健康が、人の体や心の健康と深く関わっています。より健康な土を、育てていきたいです。
土の上で仕事ができること。体が不自由なく動くこと。耳や目が問題なく働いてくれていること。素敵な家族や友達がいること。水や食べるものに困らないこと。空から爆弾が落ちてこないこと。ものを自由に書けること。今、自分の周りにある色々な事実や環境が、とてもありがたいものだと、よく感じます。日々を、今を、より丁寧に、大切に、していきたいなと思っています。いつもありがとうございます。健
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