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ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 281号

いつもありがとうございます。先々週のお便りをアップしたばかりですが、引き続き先週のやつをアップします。

怒りに似た感情は赤ちゃんの時からあるけど、それを増幅したり何日も持続したりする為には色々な勘違いが必要だから、ある程度年齢的に大きくならないとできないと思います。人を殺す、とかいうことには、膨大な誤解が必要ってことなのでしょうね。「あいつらは人間じゃない」とか、思い込まないとできない。相手を理解したり理解しようとするなら、怒りは増幅させられないし、持続もできない。憎悪に変わっていったりもしない。戦争をするにはおびただしい誤解が必要だし、平和のために必要なのは理解。自分が誰かに対して怒りを持続する場合とか憎むときは必ず、その相手を理解することを遮断しています。それは、はっきりと間違い。誰かに対しても自分に対しても世界に対しても、どこまでも理解が必要です。

ひとつぶ便り 281号(2017年8月25日便)
 いつもありがとうございます。ここのところ晴れていますが、それでも毎日どこかの時間は雨が降るような感じです。それも結構強いのが。これを書いている今(23日夜)も少し降ってます。ほんとよく降ります。とにかくまあ雨続きでできなかった小麦の脱穀ですが、11日にやった残りを、19日になんとか終わらせました。その日も小麦を家に運び込んだ直後に豪雨でした。濡れなくてよかった。
 まだ畑はだいぶ湿っていますが、いろいろと秋の葉物などの種をまかなくてはいけないし、少しは晴れが多い天気になってきたので今日は久々にトラクターで畑を耕し、カブの種を播きました。元気に育ってくれるといいな。

 ところで、「平和のための信州・戦争展」というのがあって、長野県各地でやっているようですが、佐久でも毎年やっています。戦争の写真や資料の展示、映画上映や戦争体験の語り、平和の歌や演奏、現在の沖縄の問題などなど盛りだくさんの内容の、反戦イベントです。今年は8月18~20日の3日間の開催でした。僕はこれまで行ったことがなく、今年は行きたいなと思っていて、20日に行ってきました。18日から21日までゆっこさんと子供たちは山形へ行っていたので戦争展へは一人で行きました。色々と考えさせられ、たくさん泣いて帰ってきました。
 行って最初に見たのが『9条を抱きしめて』という、アレン・ネルソンさんという人の映像。ネルソンさんはアメリカの海兵隊の元軍人で、ベトナム戦争に参加しました。その中で、戦争に対する疑問を抱く強烈な体験をし、帰国後、戦争による心身の傷に苦しみながら、全ての戦争に反対する活動をしていた人です(2009年に亡くなったそうです。枯葉剤が原因のようです。)。日本にも何度も来て、学校などを回って講演をしていました。僕が福島にいた10年前の夏、彼の話を聞きに、確か友人に連れて行ってもらったのですが、ちょうど台風が来ていたときでネルソンさんが来られず、話は聞けませんでした。その話が、この日聞けた気がしました。とても良かったです。50分弱の映像ですが、ネットでも全編見られる動画があるようなので、見られる方は是非ご覧ください。彼が書いている本も何冊か出ていて訳されているし、漫画もあります。この映像は主に、その漫画の絵とセリフを使って、進行しています。
 「あいつらは人間じゃない」「皆殺しだ」そういう言葉を聞かされ、言い続け、命令には絶対に従わなければいけず、人の命を奪い、自分の命も脅かされる状況。ゲリラ兵に襲撃されて逃げ込んだ壕の中、偶然そこで出産している最中の女の子がいて、産まれた赤ちゃんを思わず手に受け止めたネルソンさんは、殺してきた相手が、戦っている相手が、自分と同じ人間なのだと深く理解します。そして、戦争への考えを改めるのです。色々と書きたいことがあるけど一つも書ききれないといった感じですが、一つは、自分を含むすべての人たちの中にある、他の人たちに対して「生きてほしい」「幸せになってほしい」「苦しくなくなってほしい」、そう思う気持ちのこと。それは心のどこかにいつでもあって、どれほどの欲望や残酷さに心が犯されていようとも、そういう気持ちが無くなることも死ぬこともないのだと思います。どんな状況でも、僕らの中の平和は、絶えず僕らを呼んでいます。耳を澄ませば、いつでも聞こえます。健

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