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ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 282号

いつもありがとうございます。先々週のをまだアップしていなかったので、上げます。
この中で少し書きましたが、『カンタ!ティモール』はどこまでも素敵な映画で、そこに出てくる人たちと、彼らがつながっている自然は、僕の一つのお守りみたいなものです。どこかの記事で読みましたが、東ティモールの人たちは、自分たちを間接的に殺し続けた相手である日本に対し、その事実をよく知っていながら、東日本大震災の時に国家予算の4分の1くらいを日本に寄付することを議会で決めて、寄付してくれたそうです。もうなんというか、ほんとすごい。

監督インタビュー、この記事とてもいいのでよかったら是非読んでみてください。すごくおススメ。
このインタビュー記事の中に紹介されている、映画の中に出てくる青年アレックスの言葉。原発事故後にくれたメッセージです。
「自分たちは石油資源の戦争ビジネスに巻き込まれ、それを冷静に見てきた世代だから、原発の後ろに簡単じゃないことがいっぱいあるのは想像している。でも、この大きな試練の中で、日本の人たちは頑張っているのでしょう」「自分たちの仲間が十人しか見えなくて、対する物が巨大で、千人にも見えても、いのちに沿った仕事というのは亡くなった人の魂がついていてくれるから、絶対に大丈夫。恐れずに進んで下さい。仕事の途中でいのちを落とす事があるかもしれないけど、それでも大丈夫だから恐れないで。でもどうしても自分たちが十人にしか見えなくなって不安になったら、僕たちのことを思い出して。僕たちは小さかった。巨大な軍を撤退させるのは奇跡だって笑われた。でも最後には軍隊は撤退しました。それは夢でも幻想でもなく、現実に起きたこと。目に見えない力は僕らを支えてくれたから、どうか信じて下さい」


心から、ありがとうアレックス。では、先々週のひとつぶ便りです。


ひとつぶ便り 282号(2017年9月1日便)
 いつもありがとうございます。ここのところは割と晴れが多い天気で、だいぶ農作業がしやすいです。最近は、秋の葉物の種まきとか、白菜の定植や、草刈り(はいつものことですが)など、しています。
 22日から葉菜ちゃん(8歳)、花野ちゃん(5歳)はそれぞれ小学校と幼稚園が始まって、また元気に通っています。はるちゃん(1歳半)も毎日すくすく成長中ですが、「文句」が色々上手になっていて、おもしろいです。「えー?」とか「あっちいって」「はやくして」とか、すごくボキャブラリーが豊富です。歌もよく歌っています。花野ちゃんは主に、僕ら夫婦と葉菜ちゃんが話しているのを聞きながら言葉を覚えていったのだと思いますが、はるちゃんはそれに加えて姉2人、子ども同士の絶え間ない会話、喧嘩に触れながら育っているので、覚える言葉も行動も、また全然違うような気がします。まぁ、なんでもいいですがとてもかわいいです。
 
 さて、ミサイルが飛んだとか言って、僕らの町でも物騒な警報音が鳴らされましたが、怖い音だなと思いました。あれ無限音階とかいうらしいです。そして定型文の放送は「この地域の上空を通過」とか言っていましたが、実際は全然そんなことはなく、北海道のあたりだって実際は宇宙空間を飛んでいたそうです。当然ミサイル自体がいいことではありませんが、日本を狙ったものではありません。あの警報と其のあとの報道などは、恐怖心を煽り、憲法を変えることにつなげたい人たち、戦争をしたい人たちの茶番。本当にやめてほしい。あんな音を聞いて、うちは特に葉菜ちゃんが怖がり、泣いていました。
怖いのは、戦争になること。戦争をすること。子どもが怖がって泣いた、という話は友人たちからも多く聞きましたが、戦争をするということは、それよりも遥かに大きな恐怖を、自分たちの子どもたちやどこかの子どもたちに与えること。それは政府の中枢とか軍の中枢にいる人たちが自分たちの何らかの利益のためにやっていることなのに、前線に立って殺人をやり合うのは少年や青年たち、殺されるのは女性や老人、子どもを含む僕ら市民たちです。正義の戦争も、美しい戦争もあり得ません。
戦争の話となれば思い出すのは映画『カンタ!ティモール』と、そこに出てくるたくさんの人たちのこと。東ティモールのゲリラ兵たちは、捕らえた相手の兵士から武器を取り上げ、その戦争はどうして起きているか、自分たちは平和を望んでいることなどを聞かせ、無傷で帰したそうです。相手は、自分や自分の家族を殺しにきた者であり、自分の妻や子に日常的にレイプなども繰り返している人間です。そんな相手を前にして、憎しみを膨らませず、話をする為には、想像もできないほどの忍耐と理解が必要だと思います。東ティモールの民にはそれがあった。例えば貧しさから軍に入り、洗脳のようなことをされ、薬物も与えられ、自分で考えることのない殺人者となってやってきたその少年たちに、語り掛けたのです。
 例えばアメリカの軍隊に入れば「相手は人間じゃない」と、繰り返し、昼も夜も言われ続けるそうです。そうして人を簡単に殺せる兵隊を作っていく。東ティモールの人たちがやったこと、僕らがやるべきことはその全く逆のこと。人は誰かに恨みや怒りを抱く時、必ずその相手への理解を止めています。自分や相手を理解し、愛することをどこまでもやめなければ、敵は最初からいなかったのだとわかります。 健
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