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ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 298号

いつもありがとうございます。まとめてアップの6本目で、今年最後、今シーズン最後のお便りです。
今年も、読んでもらって本当にありがとうございました。

ひとつぶ便りは野菜セットに入れている紙のお便りで、これはそのバックナンバーをブログにコピーしている、というものです。そのひとつぶ便りの枠では書けない、もっとマニアックな文章とか、コアな文章とか、そういうのも書きたい気がするので、冬の期間は少しそういうのも書けたら楽しいだろうなと思います。まぁ、やれたらやります。
今年も本当にありがとうございました。どなたもよいお年をお迎えください。

ひとつぶ便り 298号(2017年12月29日便)
 いつもありがとうございます。皆さんのところでも寒いと思いますが、こちらもとても寒いです。これを書いている今は薪ストーブの割とそばにいますが、床のほうから寒さがきていて、冷えます。明日の朝の冷え込みはすごそうです。今みたいに寒波が来ると、マイナス10℃前後まで平気で下がりますが、明日はもっといきそうです。我が家で流行っていたインフルエンザと思われる風邪は全員にリレー方式でまわり、アンカーで花野ちゃん(5歳)がひいて、治って、24日には楽しいクリスマスパーティーを迎えることができました。その夜にはサンタさんから3姉妹それぞれに素敵なプレゼントが届きました。はるちゃん(1歳10か月)にはお皿とカップが届き、自分へのプレゼントだということがしっかり分かったようです。3人とも、とても喜んでいました。サンタさんありがとう。
 今シーズンも最後の出荷となりました。お餅と加工品と根菜類などをお届けします。お餅は薪の火で蒸して、機械でついています。僕はもちづくりの日は主にいつも火の番をしています。ほかの作業はゆっこさんがやっています。もち米を蒸し、もちをつくり、のして、固まったら次の日切って、袋詰めして、という作業もそれなりに大変ですが、2日間で終わります。原料のお米は2日ではもちろんできません。お餅の原料は僕らの田んぼと畑でとれたもち米とくらかけ豆(大豆)。自分がこのお米を育てるためにやったことの数々を思うだけでも壮大なスケールの物語がそこにはあって、今ちょっと振り返るだけでもなんというか、ぐっときます。自分のした労働だけ振り返ってもそうなのですが、お米や野菜が育つ、自然の働きを見ていけば、もっともっと果てしない奇跡を感じられます。宇宙空間を飛んできた太陽の光、空を流れる雲、そこから降る雨、土の中や上で生きて、死んで、土となりまた新たな命を育む無数の生き物たち、それはもう気の遠くなるような数の要因がそこに折り重なって、ひとつぶのお米がそこにもたらされています。それを、食べて、体の一部とし、エネルギーとするということも、ものすごい!ことだと思います。一つの命をいただくことは、自然界のすべてをいただくことに他ならないし、僕らもまた自然界に含まれ、自然界のすべてを含む一つの命です。「食べる」という行為は、奇跡の命どうしの出会いというか再会というか、とにかくほんとにもう奇跡だなぁと思います。時間的にも空間的にも、複雑に、何重にも重なって絡み合い、関わり合って、お米も、野菜も、僕ら人間も、ここにいます。ありがたい。
 
今年一年を振り返る、というようなことをしようと思うとすごく難しいなと思います。難しいのでやりません(笑)。その時その時で、色々とやっているし、季節とともに景色も自分の気持ちも何もかも移り変わっていきます。春には冬のことを忘れ、夏には春のことを忘れ、秋には夏のことを忘れ、冬には秋のことを忘れます。畑の土が凍りついているこの状況では、収穫するものもほとんどないし、畑を耕すことも種をまくこともできません。冬は働きにいってもいるし、この季節は半分、農家であることを忘れています。まして、寒くてほとんど動きたくないので、また自分が春から農業をできるのか、という気持ちすら湧きますが、春が来るとちゃんと動けるものです。また春がきたら、よろしくお願いします。今年も、心より、ありがとうございました。おかげさまで僕ら、生きています。よいお年をお迎えください!健
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