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ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 308号

いつもありがとうございます。すっかり更新をサボっていて記事はたまりにたまっているので、ちょこちょこ更新していこうと思います。2か月くらい前の記事ですが、このときも豪雨で大変だった時ですね。

ひとつぶ便り 308号(2018年7月13日便)
 いつもありがとうございます。こちらも先週金曜日あたりから雨がたくさん降り、一度やんだ後も毎日どこかの時間帯でかなりの量が降るような一週間です。こちらは災害というほどのことは今のところありませんが、関西方面、ものすごく大変なことになっているようですね。100人とか200人とか、人数では到底表せない、一人一人それぞれの悲しみや苦労がそこにはあるのだと思います。農家として、畑が冠水した農家さんたちのことも思います。今ある農作物がもう採れないだけでものすごく悲惨ですが、土が流されるとか、化学物質が他から流れてくることもあるだろうし、今後も同じようにそこで畑ができるかもわかりません。僕らのところのように、そこまでの雨ではなくても必ず何かの影響はあるし、こう長く雨が続けば全てダメになってしまう野菜(レタスとか)もあります。職業や年齢や性別、他様々な状況があり、それぞれの苦しみをとても想像しきれるものではありませんが、自分の子どもや家族を失うとか、少し想像してみるだけでもものすごく痛ましいです。自分の日常は明日も同じように続くだろうと、きっと日本に生きる大多数の人が思っているだろうし僕も思っているけど、僕らの住むこの島はこうした豪雨や洪水、地震や津波、台風など、大いなる自然の力に常にさらされていて、一瞬で何もかも変わってしまうことも、しばしばあるのですね。日々の暮らし、その一瞬一瞬の大切さを思います。このあたりでは数年前大雪があって、交通網が止まって物流が止まり、スーパーにもコンビニにもものが無くなる、ということがありました(うちはほぼ買い物しませんが)。自然と共に生きる気のないこの社会の仕組みは極めて脆弱で、自然災害と呼ばれる何かが起これば、ほとんどの人が「豊かさ」だと思っているそれが、ただの見せかけだということがわかります。そして、自然を征服し、自分たちは自然を支配しているという勘違いが、自然災害がもたらす被害をさらに深刻なものにしていると思います。どんなにお金をかけてすごい機械を作ろうが高い堤防を築こうが、自然というものそのものを抑えきれるわけがありません。洪水や津波が来たら、「高台へ逃げる」とかそもそも低い場所に家を建てないとか、何百年も前と今で、人ができることはそう変わっていないはず。というか、その土地にあるものと人員だけで衣食住をまかなっていた人々は、今の人間より遥かに生命力が高かったろうし、むしろ今は昔より、できることが大幅に減っているかもしれません。と、書いた後、ネットで目にした記事で、キューバは気象学と防災の連携が素晴らしく、他の国で多く死者が出るハリケーンの直撃を受けても誰も死なない国、というのがありました。日本の気象庁の、雨量などの予測システムもとても優れているもののようですが、それが命を守るために活かされているとは到底思えません。東日本大震災の時の、放射性物質拡散を予測するスピーティというシステムの予測はその後の汚染とほぼ一致したのに、当時の政府がそのデータを避難のために公表しなかったのを思い出します。そのせいで重い被ばくをした人がたくさんいます。豪雨などにしても、情報をきちんと使えるなら、「逃げる」という選択に昔と変わりはなくても、いつ、どこに逃げればいいかは、昔よりも遥かに正確にわかる、ということですが、情報を運用する人間たちが命よりお金を優先している限り、それがあるべき形で使われることはありません。命を大切にする心と行動。それはあまりにもこの社会から欠けているものだし、何よりも必要なものだと思います。  健
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