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ひとつぶろぐ

長野県南佐久郡佐久穂町(旧八千穂村)、有機野菜の「ひとつぶ農園」のブログ。

ひとつぶ便り 337号

いつもありがとうございます。先々週のひとつぶ便り。田植えの話とか、内容的には3週間前とかです。

ひとつぶ便り 337号(2019年6月14日便)
 いつもありがとうございます。梅雨ですね。この一週間、毎日どこかの時間は降っていたような気がします。雨が降っているときや雨のあとの畑に入れば土を固めてしまうので、収穫以外では基本的に入りませんが、だから「雨の日は休み」なんてことは全くなくて、土手の草刈りなどはできるし、春は育苗用、これからはトマトの栽培などにビニールハウスもあるので、その中での作業もあります。あと、田んぼはもともと水を張った場所なので、雨の合間でも問題なく作業できます。6月8日は予報通り昼頃だけ雨が降ったので、少し遅れていた田植えをすることができました。機械で植えて、そのあと毎年、機械でうまく植わらなかった場所などに手で植え直し(追い植えといいます)をしていますが、手の方はまだ今年は完了していません。成長の揃いとか、除草のことも考えると本当はいっぺんにやってしまった方がいいですが、今年は畑の方も遅れ気味なので、朝の水見をしながら、追い植えは少しずつやっています。機械の力は絶大ですが、そうやって何かとある手作業が大好きです。田んぼは、うちの自家用と年末のおもち便のために、それほど大きくない範囲をやっているので、機械で植えれば4時間くらいで終わります。しかし、そこまでこぎつけるのがなかなか大変で、楽しいです。田んぼの地面が平らで、水がもれずにたまっている、というのは実はそんなに当たり前のことではなくて、特に僕らの住んでいるこのあたりの土は水はけがいい方なので、何度も何度も代かき(田んぼに水を張ってトラクター等で表面を攪拌する作業)をしないと、水が溜まるようになりません。畦(あぜ)からも水は漏れていくので、畦をドロドロの土で塗ったり(畦塗り)、畦シートを張ったりします。うちは畦シートではなく、畦塗り機という機械を借りて、畦を塗ります。畦塗り、代かき、そのあたりも、機械でうまくいかないところなどは全部手でやります。機械の性能とか、機械を使う人(僕)の技術がそれほど高くはないので、「機械でうまくいかないところ」が割と多いので、色々農具を使って手で直します。田んぼの場合はこれが僕はかなり好きで、ずっとやっていたいくらいの気分になります。昔の人は全部人の手、人の体を使い、時に家畜の力を借りながらやっていた作業。僕が今トラクターを使ってやっているある程度狭い範囲であっても、僕なんかより遥かに体力のある人たちが一つの田んぼによってたかってやらなければできなかったことですが、それでも結局は「人の手でなんでもできる」という人力への信頼は、強く持っています。農業にせよ林業にせよ土木にせよ、今は機械が使えなければどうにもならないような時代ですが、昔ながらのやり方ならばどんな分野も必ず全て人力でできます。あと、機械とか人力とか言う話をしていたら「効率」という言葉がちらつきますが、油田を掘削して石油を掘り出して、それをタンカーで運んで精製して、それをまた運んできて機械を動かす、というのは、どう考えても効率的じゃありません。石油を使うことが経済的に効率が良い、というのは、お金を持った日本のような国からそうではない国の人々への差別や搾取が前提にあるからです。誰かの犠牲のもとに動いていない自動車もトラクターもありません。その土地でとれるご飯をエネルギーにして、体を使って食べ物を作る、という方が明らかに効率的だと思います。と言いながら、僕は日々、石油に頼った農業や暮らしをしているわけだし、この野菜も石油を使って運ばれていくわけですが、機械より何より、この命が持っている命の力をこそ心より信頼しています。健
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